【大谷と一問一答】逆転2ラン後のハイタッチで表情が険しかった理由「次のイニングが大事」

[ 2022年6月10日 15:16 ]

<エンゼルス・レッドソックス>5回、大谷が逆転2ランを放ちベンチに迎えられる(撮影・篠原岳夫)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(27)が9日(日本時間10日)、アナハイムで行われたレッドソックス戦に「2番・投手兼DH」で出場し、投手では7回を4安打1失点、6三振2四球2暴投で4勝目(4敗)を挙げた。防御率は3・64。打者では4打数2安打1得点。内容は空振り三振、空振り三振、左中間本塁打(打点2)、右前打。試合は5―2だった。以下、試合後の大谷の一問一答。

 ――久々の勝利。
 「長かったですけど、やっぱりいいものだなと思います」

 ――投打で活躍。
 「チーム状況が苦しいので、なかなか先制点を取られると苦しいかなというところであげしまいましたので、そこら辺はまだまだと思いますけど、なんとか逆転できたのでいい流れをもってきた要因かなと思います」

 ――登板日に本塁打。
 「そうですね。なかなか自分の時に打てないので、もっともっと打てるように自分で自分を楽に出来るように頑張ります」

 ――以前に“勝ちにこだわっている”という発言をしていた。連敗中はかなりつらかったか。
 「自分だけじゃないと思う。みんな勝ちたい気持ちはあると思うので。なかなか思うように投打かみ合わないなとか。そういうストレスが溜まるなかで、何回か登板も回ってきましたけどもっともっと早くこういう風にできれば良かったかなと思います」

 ――特にきょうは勝ちたいという気持ちが強かったか。
 「もちろんそうですね。投げる試合は特に。やっぱり先発投手が最初に崩れてしまうとなかなか野手が勝つイメージが沸かないと思うので。そういう意味では粘れたのは良かったかなと思います」

 ――フィル・ネビン監督代行に初勝利の記念球を渡した経緯は。
 「僕の4勝目より、もちろん監督として1勝目のほうが価値があると思いますし、なかなか監督になって1勝目はないことなので。それはおめでとうございますということです」

 ――サイン交換用の電子機器「ピッチコム」は何度か使っているか。
 「何回か使っています」

 ――投球中に癖が出ていたという認識があったか。改善点は。
 「毎試合、毎試合チェックもしますし。細かいところは必ず出たりすると思うので。それが有効かは相手によって違うので、もちろん何も気にせず投げられるようになるのがベストですし、そうなるように毎試合チェックしながら頑張っています」

 ――きょうの投球プラン。
 「シンプルに1人1人切っていくことを考えてやりました」

 ――前日は救援陣が多く投げて、長く投げたい気持ちが強かったか。
 「やっぱり先発が長く投げるのが一番勝つ確率がチームとして長期で見ても大事なことなので、特にこうやって連敗している時は。先発投手が仕事をしないと、なかなか野手が打つ雰囲気が出てこないので。先制点は取られましたけどそれ以降をしっかり抑えられたのは良かったかなと思います」

 ――ウイニングボールを渡した経緯は。
 「帰ってきた時に渡しましたね。特に経緯はないというか、もちろんおめでとうございますという意味で渡しましたし。これから2勝、3勝できるようにしっかり頑張りたいなと思います」

 ――逆転2ラン後のハイタッチはいつもより表情が険しく、より集中しているように見えた。
 「あの時はもう打ったのは打ったので、終わっているので、投げている時は特に次の回をしっかり抑える、逆転した回は次のイニングは大事なので、そのことを考えていました」

 ――本塁打の打席から左腕の位置を高くしているように見えた。修正点は。
 「修正は毎試合していますし、野手で出ている時も毎打席チェックして、良いスイングができているか、タイミングがあっているかどうか、毎打席みんな微調整しながらやっているので。きょうも投げている中でも微調整しましたし。それを毎試合続けられるのが良い選手だと思うので。必ず好(不)調の波はありますけど、なるべく波を小さくして、好(不)調の波を維持していくことが大事」

 ――14連敗中の登板は、基本的なことをやることや気持ちの問題が大事だと思うが、どこにフォーカスしていたか。
 「気持ちはやっぱり先制点を与えない。もちろんゼロ行進をしていくことが理想的ですけど。1点を与えてしまったのは良くない点ではありますし。そこで自分で取り返せて逆転できたのは一ついいところではあると思うので。それ以降、6回、7回を抑えたところは球数が多くなる中で自信をもっていいのかなと思います」

 ――始まる前の気持ちは。
 「(14連敗中の登板が)回ってきたものはしようがないので自分が止めるという気持ちで。前回もそうですけどそういう気持ちでマウンドに上がりました」

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