楽天・藤井が4回4失点で2敗目 弱気な投球に石井監督は「内容がまったくない」と怒り

[ 2022年6月10日 21:33 ]

交流戦   楽天1―4広島 ( 2022年6月10日    楽天生命パーク )

<楽・巨>4回、丸にソロ本塁打を浴びる藤井 (撮影・白鳥 佳樹)
Photo By スポニチ

 楽天が本拠地で巨人に逆転負けを喫し、9カード連続で3連戦の初戦を落とした。

 まずは初回、浅村の10号先制ソロで幸先よく先制する。このまま優位に試合を進めたかったが、先発・藤井が誤算だった。援護してもらった直後の2回、先頭・岡本と坂本への連続四球から無死満塁のピンチを招くと、この回だけで3失点。4回には丸にソロを浴び、4回5安打4失点で降板した。

 打線も2回以降は相手先発・戸郷を攻略できず。藤井は2敗目を喫し、チームは交流戦最後のカードも黒星でスタートを切った。

 以下、試合後の石井監督の一問一答

 ―浅村のソロで先制したが。
 「うまくチームの背中を押してくれたけど、先発(投手)がリズムに乗っていけない投球をしてしまった」

 ―先発・藤井は4回4失点。
 「内容というのが全くないので、そういう投球をしても失敗から学ぶものはないと思う。投手側の立場で言うと、打者のストライクゾーンを広げる作業をしていかないといけない。ボール、ボールでいってしまうと、こっちがストライクゾーンが狭く投球しないといけなくなる。無駄な変化球をいくら投げても振ってこないので、果敢にストライクゾーンの中でカウントをつくっていかないと。ボールだったら誰でも投げられる。勇気を持ってストライクゾーンの中を通して、自分が有利に、またストライクゾーンを広げる作業をしていかないといけない」

 ―リリーフ投手はいずれも好投した。
 「石橋、西垣、酒居の3投手はしっかり自分のカウントに持ってきて、自信のある球で打者にストライクゾーンを広くさせることができていた。良い投球をしてくれた」

 ―交流戦は残り2試合。
 「また明日からしっかり勝って、ファンの方と喜べるようにしっかり戦っていきたい」

 ▼楽天・藤井 打者に向かっていくことが大切な中で、少し大事にいきすぎてもったいない投球になってしまった。浅村さんのホームランで先制してもらえていたのに、申し訳ないです。

続きを表示

2022年6月10日のニュース