MVP男の阪神・ウィルカーソンがまさか 最後まで“らしさ”影潜め6月は2戦連続早期KOで3敗目

[ 2022年6月10日 05:30 ]

交流戦   阪神0―4ソフトバンク ( 2022年6月9日    ペイペイD )

<ソ・神>3回 2死一、三塁 グラシアルに中前適時打を打たれたウィルカーソン(撮影・成瀬 徹)
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 最後まで“らしさ”は影を潜めた。阪神先発のウィルカーソンは3回2/3を6安打3失点で3敗目。6月は2試合連続早期KOとなった。

 「いいところに投げようと慎重になりすぎて、ボール先行の苦しい投球になった」

 初回、2回と先頭打者に四球を与えるなど3回までに来日最多の4与四球と制球に苦しんだ。初回に1死満塁から中村晃の三ゴロの間に先制点を許すと、3回には2死一、三塁からグラシアルに143キロ直球をはじき返されて2点目を献上。最後まで立て直せず、4回2死三塁で牧原大に左前適時打を浴びたところで交代となった。

 中6日で臨んだ前回3日の日本ハム戦は3回7失点で来日最短降板。そこで今回は中5日に登板間隔を詰めたが、実らず。来日1年目の球団新助っ投では史上初となる月間MVPを受賞した5月とは一変し、“御礼登板”とはいかなかった。

 矢野監督からは「ちょっと2回続いたのでね。次までに間が空くと思うんだけど、しっかり調整していくしかないよね」と復調を期待された。交流戦後のオフも生かして修正を図る。 (阪井 日向)

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2022年6月10日のニュース