大谷翔平 10戦45打席ぶり12号逆転2ラン!投げては7回1失点投球「2番・投手」二刀流出場

[ 2022年6月10日 12:14 ]

ア・リーグ   エンゼルス5―2レッドソックス ( 2022年6月9日    アナハイム )

<エンゼルス・レッドソックス>5回1死一塁、大谷が中越えに逆転2ランを放つ(撮影・篠原岳夫)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(27)は9日(日本時間10日)、本拠地エンゼルスタジアムでのレッドソックス戦に「2番・投手兼DH」で今季10度目の投打同時出場。5回の第3打席で10試合45打席ぶりの本塁打となる中越え12号アーチを放った。投げても7回1失点の投球を見せ4勝目を挙げた。大谷の活躍でエ軍は5―2で勝利し、連敗をついに「14」で止めた。

 1点を追う5回1死一塁の第3打席でレ軍の先発右腕ピベッタの投球を完ぺきに捉える中越え12号アーチ。打球飛距離は394フィート(約120・1㍍)、打球速度は104・4マイル(約168㌔)、打球角度は27度。投手として出場時の本塁打は今季初めてで、5月29日(同30日)のブルージェイズ戦で2打席連続の10号ソロ、11号2ランして以来10試合ぶりの本塁打となった。さらに7回無死の第4打席でも右前打し、今季15度目のマルチ安打を記録した。

 初回1死の第1打席は空振り三振、3回無死の第2打席も空振り三振だった。

 投げては、初回を3者凡退。2回は1死三塁のピンチを背負ったが、コルデロをニゴロ、ブラッドリーを空振り三振。3回は2死三塁からディバースを今季最速となる101マイル(約162・5キロ)の直球で空振り三振に仕留めて無失点で切り抜けた。4回は3者凡退に抑えたが、5回無死一、三塁からダルベックに中犠飛されて先制を許した。自らのバットで逆転した直後の6回は1死二塁のピンチをしのぎ、リードが4点に広がった7回も無失点に抑えて降板した。

 前回登板の2日(同3日)のヤンキース戦では「2番・投手兼DH」で先発。自己ワーストタイの3本塁打を浴びるなど3回0/3で8安打1四球3奪三振、4失点で今季4敗目(3勝)を喫した。打者としては5打数1安打2三振だった。

 前日8日(同9)のレッドソックス戦では「1番・DH」で4打数1安打で、連敗は同一シーズンでは球団ワースト記録の「14」まで伸びた。この日の試合前までの通算成績は、投手は9試合で3勝4敗、防御率3・99、打者は57試合で219打数53安打、打率・242、11本塁打、32打点、7盗塁となっていた。

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