ソフトバンク 千賀で9度目交流戦制覇消えた…7回115球2失点も援護1点だけ 藤井の無失点ストップ

[ 2022年6月10日 21:18 ]

交流戦   ソフトバンク1―3ヤクルト ( 2022年6月10日    ペイペイD )

<ソ・ヤ>8回、山田にソロを浴びる藤井(撮影・岡田 丈靖)          
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 ソフトバンクの9度目交流戦制覇が消えた。千賀滉大投手(29)がヤクルト戦に先発し初回に先制点を許したものの、3回には1番からのヤクルト打線を3者連続三振に仕留めるなど力投。しかし4回に相手4番・村上に浴びたソロ本塁打が響き7回115球2失点ながら今季3敗目。この敗戦でチームの交流戦優勝の可能性が消滅した。

 初回いきなり2死から死球、村上の右前打でピンチを背負うと続く5番・坂口に155キロの初球ストレートを中前にはじき返され先制点を許した。

 しかしその裏に味方打線が1点を奪い返すと、エースは徐々にエンジン全開に。圧巻だったのは3回。先頭の1番・山崎をワンバウンドのカットボールで空振り三振に斬ると、2番・塩見は宝刀フォークで、3番・山田は159キロのストレートで見逃し三振に仕留めた。千賀は会心の3者連続三振にマウンド上で軽くグラブを叩いた。

 4回に4番・村上に内角低めのストレートを左翼スタンドにうまく運ばれ2点目を失ったものの、その後は気迫の投球を続け7回115球2失点でマウンドを降り味方の援護を待った。

 だがホームが遠かった。相手を上回る9安打を放ちながらも相手先発の小川から2点目が奪えず。8回には21試合連続無失点中の2番手・藤井が先頭の山田にまさかの被弾。痛い追加点を奪われた。

 結局ヤクルト中継ぎ陣からも得点を奪うことができず天王山第1ラウンドで交流戦優勝争いから脱落した。

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