巨人・戸郷がプロ4年目で初の完投勝利! 9回を初回ソロの1点だけ リーグトップ7勝目

[ 2022年6月10日 20:28 ]

交流戦   巨人4―1楽天 ( 2022年6月10日    楽天生命パーク )

<楽・巨>8回を投げ終え笑顔でサムアップする戸郷 (撮影・白鳥 佳樹)
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 巨人の戸郷翔征投手(22)が楽天戦(楽天生命パーク)に先発登板。制球に苦しみながらも9回を4安打1失点に抑えてプロ初完投勝利を飾り、両リーグ最多となる7勝目(3敗)を挙げた。

 初回2死から3番・浅村へ1ボールから投げた2球目の144キロ直球が真ん中に入り、長い滞空時間の後で左翼スタンドぎりぎりに飛び込む先制10号ソロを被弾。だが、味方打線は直後の2回にポランコの犠飛で追いつくと、増田陸の適時二塁打で勝ち越し、丸の適時打でもう1点加えて一挙3点と試合をひっくり返した。

 打線は4回に丸の13号ソロでさらに加点し、3点リード。戸郷は逆球が多くマウンドで何度も首をかしげるシーンが見られたものの、2回以降は無失点。結局、9回4安打1失点の好投だった。

 戸郷は5月20日の阪神戦(甲子園)で8回4安打無失点と好投。勝利投手の権利を得て降板したが、勝利まであと1球となった9回2死2ストライクから3番手右腕・デラロサが大山に痛恨の同点2ランを浴び、白星が消滅。同27日の日本ハム戦(札幌D)では8回を無四球8奪三振の7安打3失点と力投したが、一発に泣いて今季3敗目を喫した。降雨コールド負けした昨年7月9日の阪神戦(甲子園)が6回5安打4失点(自責2)でプロ初完投だったが、9イニングでの完投はこれがプロ初。だが、プロ初完投に続いて2度目も再び敗戦投手となった。それでも前回登板した6月3日のロッテ戦(東京D)では“完全男”佐々木朗に投げ勝ち、7回4安打無失点好投で6勝目。ようやく訪れた完投勝利にガッツポーズを見せた戸郷は笑顔、笑顔だった。

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2022年6月10日のニュース