【阪神・矢野監督語録】交流戦23回超で自責点0の青柳に「左を並べてきても、苦にする感じない」

[ 2022年6月10日 22:25 ]

交流戦   阪神6-1オリックス ( 2022年6月10日    京セラD )

<オ・神>藤浪(左)からウイニングボールを受け取る青柳    (撮影・成瀬 徹)
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 阪神は投打が噛み合って快勝し、交流戦2年連続での勝ち越しを決めた。

 打線は初回に大山が右翼線へチーム22イニングぶりの得点となる先制の適時二塁打。さらに5回には山崎福から左翼5階席に飛び込む14号3ランを放った。

 投げては青柳が7回2安打無失点とこの日も好投。今季交流戦23回2/3イニングを自責0と驚異的な投球を続けるエースが、巨人・戸郷と並んでリーグトップの7勝目を挙げた。

 以下は、試合後の矢野監督。

 ――毎回だが青柳が素晴らしい投球
 「そうやね、まあ当たり前になってきたもんね。当たり前のレベルがスゴいし。まあもちろん、向こうもそんなに対戦してないっていうのもあるけど、どこのチームも左をずっと並べてきても、もう苦にするっていう感じには見えないよね。それは結果を見てもらえば分かると思うし」

 ――交流戦で点を取られなかったというのもすごい
 「まあなあ、そんな簡単なことじゃないんだろうけど。それをやってるというのがすごいと思うし。本人もそのつもりでマウンドに上がっていたと思うし。点差が開いてもピッチングって逆に難しい部分もあるから。そういうところも関係なくね、ゼロで行ってくれたっていうのは後半につながると思うし。素晴らしいピッチングでした」

 ――攻撃では大山が先制打といいところでのホームラン
 「そうやね、最初のタイムリーも見事に。ちょっと結果的にホームランはもちろんセンターから左方向が多いんだけど。バッティング練習でもやっぱりセンター方向に返しているっていうのがああいう結果にもつながっていると思うし。一昨年かな、一昨年もやっぱりそんな感じが結構あっていい形になっていたから。そういうところでは、いろんなボールを幅広く打てるっていう。ホームランを打ったのはチェンジアップかな。だからそういうところではいろんな幅ができてきているのは打球方向にも出ているんじゃないかなと思うし。3ランばっかりやもんな」

 ――相手のエラーにつけ込めた
 「まあ、こっちに良いように取れば、ウチはしっかり走るということをやっているから。近本がベースに近かったというのがもしかしたらあるかもしれんし。それはいいように捉えていることかもしれんけど。(中野)拓夢が二塁でセーフになったこととか、やっぱりああいう小さいところがチームにもそうやし、結果的にああいう(大山)悠輔のホームランにつながるというのも大きいし。そういうのを大事にしているんで、しっかりやってくれたと思います」

 ――近本が3安打
 「こうやって固めて打てる打者やし。どっちかと言うと毎年スロースターター的なところがあるから、そういうところも本人がいろいろ研究熱心というか、いろいろ自分で考えてやっている選手なんで。そういうのが結果として出ている。今は3番やけど、もっともっと3番であれば還す打撃もしてもらってもいいし。チカが出れば、輝と悠輔のところでプレッシャーをかけながら、長打を警戒しないとダメだという攻撃になるんじゃないかと。チカの状態は大きいかなと思う」

 ――明日は山本相手で注目される
 「いい投手ってわかっているからね。そんな大きいチャンスが何回もあるわけじゃないし、そんなラッキーな形で点を取れるということはないんで。やっぱり、いろんなうちの足を絡めたりとか、いろんなことをやって一個進めていって点を取っていくしかない。そういうところではね、一番いい投手を打ち崩せたら、後半も波に乗れると思うし。きょう勝っていい形を作れたんでそういう攻撃をしたいなと思います」

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2022年6月10日のニュース