慶大のドラ候補・下山主将がリーダー就任 大学代表候補合宿初日を終え「全員のレベルが高いと痛感」

[ 2021年12月4日 13:24 ]

青学大の1年生スラッガー佐々木(前)とバットを振る慶大・下山(撮影・柳内 遼平)
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 大学日本代表候補選手強化合宿が3日から愛媛県の松山坊っちゃんスタジアムでスタートした。来秋のドラフト候補に挙がる早大・蛭間拓哉外野手(3年)、日体大の二刀流左腕・矢沢宏太投手(3年)ら大学トップクラスの選手が、代表入りに向けてアピールする。きょう4日からは紅白戦が実施されている。

 3日に行われた練習前のミーティングで慶大・下山悠介内野手(3年)がリーダーに指名された。慶大で新主将を務める下山は「少し驚いたところはあったんですけど、指名していただいたので、自覚を持って“みんなを引っ張っていこう”という気持ちです」と初心を語った。

 初日はノックや50メートル走測定などのメニューをこなした。フリー打撃では日体大の矢沢投手や立大の山田健太内野手(3年)らが柵越え弾を放ち「やっぱり日本代表候補ということで全員のレベルが高いと痛感しました。あすからも、みんなで元気を出して頑張っていこうと思います」と刺激を受けた。

 慶大では左の強打者として春秋リーグ戦の連覇に貢献した。明治神宮大会でも準決勝の神奈川大戦でサヨナラ弾を放つなど躍動したが、決勝では中央学院大に敗れた。新チームで主将の大役を担う男は「本当に悔しかった。それを糧にして新しい気持ちで0からやっていこうと。前の代の良い所を吸収しながら、全く新しいチームをつくっていくんだという気持ちでやっています」と前を向く。

 来秋のドラフト候補に挙がる下山。プロ注目選手が集う代表候補合宿に「来年のドラフトで指名される選手が多数いる。そういう選手はたくさんの引き出し、考え方を持っていると思う。密にコミュニケーションを取って技術や考え方の共有をして、全員で成長して、また再開できるような3日間にしたいです」と意気込みを語った。(柳内 遼平)

 ◇下山 悠介(しもやま・ゆうすけ)2000年(平12)4月8日生まれ、千葉県出身の21歳。小1時に打瀬ベイバスターズで野球を始める。中学時代は千葉西リトルシニアでプレー。慶応高では3年春夏に甲子園出場。慶大では1年春からリーグ戦に出場し通算52試合で打率・298、2本塁打、20打点。19年秋、20年秋にベストナイン。1メートル76、81キロ。右投げ左打ち。

(選出選手)
<投手>
金村 尚真(富士大)
川和田 悠太(仙台大)
加藤 泰靖(上武大)
坂口 翔颯(国学院大)
石田 裕太郎(中大)
福山 優希(駒大)
神野 竜速(神奈川大)
松本 凌人(名城大)
赤塚 健利(中京学院大)
東山 玲士(同大)
木村 光(佛教大)
松永 遥平(東亜大)
村上 幸人(福岡大)
長久保 滉成(仙台大)
板川 佳矢(国際武道大)
曽谷 龍平(白鴎大)
宮 海土(立大)
増居 翔太(慶大)
矢沢 宏太(日体大)
大石 晨慈(近大)

<捕手>
蓑尾 海斗(明大)
吉田 賢吾(桐蔭横浜大)
野口 泰司(名城大)
有馬 諒(関大)
石伊 雄太(近大工学部)

<内野手>
吉川 育真(国学院大)
上神 雄三(関大)
斉藤 大輝(法大)
山田 健太(立大)
広瀬 隆太(慶大)
村松 開人(明大)
林 琢真(駒大)
中川 卓也(早大)
下山 悠介(慶大)
佐々木 泰(青学大)
宗山 塁(明大)
奈良間 大己(立正大)
坂下 翔馬(近大)

<外野手>
杉沢 龍(東北福祉大)
道原 慧(立大)
蛭間 拓哉(早大)
森下 翔太(中大)
鷲田 亮太(横浜商大)
沢井 廉(中京大)
中村 貴浩(九産大)

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