松坂大輔さん イチローさんの言葉なしサプライズに涙腺崩壊「想像していなかった。ヤバかった」

[ 2021年12月4日 17:16 ]

<LIONS THANKS FESTA 2021>サプライズゲストのイチロー氏(右)から花束を受け取る松坂(撮影・尾崎 有希)
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 西武は4日、メットライフドームでは3年ぶりとなるファン感謝イベント「LIONS THANKS FESTA 2021」を開催。今季限りで現役を引退した松坂大輔さん(41)の引退セレモニーが行われた。

 セレモニー終了後にうれしいサプライズが待っていた。引退セレモニーが終了し、場内を一周してファンにあいさつ。笑顔でベンチ裏に引き揚げようとしていた時だった。突然、大型ビジョンにビデオメッセージが映し出せれる。その画面に登場したのは、プロ野球で、そして海を渡ったメジャーでも幾多の名勝負を繰り広げ、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)連覇をともに成し遂げた“盟友”イチローさん(マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)だった。

 画面の中のイチローさんが松坂さんに問いかける。「大輔、どんな言葉をかけていいのか、なかなか言葉が見つからないよ。だから僕には、こんなやり方しか、できません。許せ大輔」といって画面が消えた。驚きと戸惑いの表情浮かべる松坂さんの背後から、何とイチローさん本人が現れた。花束を手に松坂さんと熱い握手。ここまで、引退のあいさつ含め何度も涙をこらえてきたが、このサプライズには、我慢することはできなかった。目を真っ赤にした松坂さんとイチローさん。言葉はいらない。イチローさんは、見つめ合い、握手を交わすと、言葉を発することなくメットライフDのベンチ裏へと消えていった。

 目を赤くした松坂さんは「Lビジョンに映し出された時に、まさかイチローさんがメッセージをくれたんだと、まずそこでビックリして、なんて言葉をかけてもらえるのかなと思っていたら、まさか直接花束を渡しにきてもらって、想像していなかったですし、ヤバかったですね。一気に我慢していた涙が出てしまいました。ビックリしたのと、めちゃくちゃうれしいのと最後にイチローさんに声をかけてもらってこれまでやってきてよかったと改めて思いました」としみじみと話した。

 マイクを持っての言葉はなかったが花束を受け取る時に言葉を交わした。「かけられた言葉は、それは言えないですよ。特別何か言葉を使われたわけではないと思いますけど、イチローさんに言われると同じ言葉でも、僕への響き方というのが違うなと改めて思いました。お疲れ様でしたと…。全部は言わないですけど。お疲れ様でしたということと、長い間よく頑張ったという。その言葉を聞いた瞬間に一気に涙が出ましたね」とイチローさんと2人だけの特別な時間を深く胸に刻んでいた。

 2人は99年の初対戦では松坂さんがイチローさんから3三振を奪い「自信から確信に変わった」と語り、次の対戦ではイチローさんが「狙って」プロ通算100号を放ちリベンジ。ともに海を渡りメジャーの舞台で輝き、投打の柱としてWBCを連覇。イチローさんは「なかなか同志という存在はいないんだけど、大輔はそういう意味で唯一かもしれないね。僕にとっては」と語り、松坂さんは「常に気にかけてもらいたい存在」と語るなど、お互いの存在を認め合う盟友として日本野球界をけん引してきた。

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