松坂大輔さん イチ流演出に「本当に格好いいなって」画面から花束持ち目の前に登場、言葉なく去る

[ 2021年12月4日 17:32 ]

<LIONS THANKS FESTA 2021>ビデオメッセージで登場したイチロー氏の映像を見つめる松坂(撮影・尾崎 有希)
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 西武は4日、メットライフドームでは3年ぶりとなるファン感謝イベント「LIONS THANKS FESTA 2021」を開催。今季限りで現役を引退した松坂大輔さん(41)の引退セレモニーが行われた。

 セレモニー終了後にうれしいサプライズが待っていた。引退セレモニーが終了し、場内を一周してファンにあいさつ。笑顔でベンチ裏に引き揚げようとしていた時だった。突然、大型ビジョンにビデオメッセージが映し出せれる。その画面に登場したのは、プロ野球で、そして海を渡ったメジャーでも幾多の名勝負を繰り広げ、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)連覇をともに成し遂げた“盟友”イチローさん(マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)だった。

 画面の中のイチローさんが松坂さんに問いかける。「大輔、どんな言葉をかけていいのか、なかなか言葉が見つからないよ。だから僕には、こんなやり方しか、できません。許せ大輔」といって画面が消えた。驚きと戸惑いの表情浮かべる松坂さんの背後から、何とイチローさん本人が現れた。花束を手に松坂さんと熱い握手。ここまで、引退のあいさつ含め何度も涙をこらえてきたが、このサプライズには、我慢することはできなかった。目を真っ赤にした松坂さんとイチローさん。言葉はいらない。イチローさんは、見つめ合い、握手を交わすと、言葉を発することなくメットライフDのベンチ裏へと消えていった。

 この“イチ流演出”に松坂さんは「去り方もイチローさんらしくて格好いいなって。花束を渡されて、去って行く姿を見て、僕もボソッと言ってたんですけど、最後まで本当に格好いいなって思いましたね。これぞイチローさんという演出の仕方だったんじゃないですかね。(球場を去る背中を見て)ああいう雰囲気をまとえる大人になりたいなと思いました」と「会うのはめちゃくちゃ久しぶり」だった永遠の憧れの存在であり盟友でもあり、戦友でもあるイチローさんとの時間に感無量の様子だった。

 2人は99年の初対戦では松坂さんがイチローさんから3三振を奪い「自信から確信に変わった」と語り、次の対戦ではイチローさんが「狙って」プロ通算100号を放ちリベンジ。ともに海を渡りメジャーの舞台で輝き、投打の柱としてWBCを連覇。イチローさんは「なかなか同志という存在はいないんだけど、大輔はそういう意味で唯一かもしれないね。僕にとっては」と語り、松坂さんは「常に気にかけてもらいたい存在」と語るなど、お互いの存在を認め合う盟友として日本野球界をけん引してきた。

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