日立製作所・阿部が43年ぶりの大記録 初回先頭から7連続K 東洋大時代はプロ三羽ガラスの陰に隠れ

[ 2021年12月4日 18:42 ]

都市対抗野球2回戦   日立製作所1─2東邦ガス ( 2021年12月4日    東京D )

<都市対抗野球 東邦ガス・日立製作所>4回を投げ終え、笑顔でチームメートとタッチを交わす日立製作所先発の阿部(撮影・河野 光希)
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 日立製作所の阿部博光投手(25)が43年ぶりの記録に並んだ。初回からの7連続奪三振で、78年・第49回大会で松沼博久氏(東京ガス―西武)がマークした大会タイ記録を達成。SUBARUからの補強で6回1/3を2安打無失点、11三振と好投もチームはタイブレークの末、惜敗した。とはいえ入社3年目、大会初初登板で輝きを放った。

 「最初は緊張したけど、そう(タイ記録に)なって良かった。元々自分は三振を奪うタイプじゃないから、意識せず、チームの勝利に集中したのが良かったと思います」。この日最速146キロの直球に、カーブ、スライダー、スクリュー、ツーシームと変化球もさえ「K」の山を快調に築いていった。ただここに至るまでは順風満帆の道のりはなかった。

 東洋大在学中は上茶谷(DeNA)梅津(中日)甲斐野(ソフトバンク)の陰に隠れ、リーグ戦登板は4年春の立正大戦で3回を投げただけ。その後3人はプロの世界でもまれつつ、それぞれの人生を歩んでいる。

 「すごく刺激は受けるけど…やはり厳しい世界だと思う」と話しながら、自分が最高峰の舞台で投げる姿も思い浮かべる。「全国舞台で自分の投球が通用した。今でもプロに行けるなら行きたい」と来秋のドラフト指名を待ち望んでいた。

 ▼元西武・松沼博久氏 凄いね。どうせなら抜いてくれても良かったのに…。阿部君は(東洋大の)後輩だからタイで終わってくれたのかな。

 ▼日立製作所・和久井勇人監督 阿部がいい投球をしていたので、何とか勝たせてやりたかったけど…。

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