ロックアウト突入から一夜…労使「合意に至ると思う」コミッショナーは楽観視

[ 2021年12月4日 05:30 ]

マンフレッド・コミッショナー(AP)
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 大リーグで労使関係に関わる全ての活動が止まるロックアウト突入から一夜明けた2日(日本時間3日)、大リーグ機構(MLB)のマンフレッド・コミッショナーが記者会見し、「両者は再びテーブルに着き、合意に至ると思う」と述べた。

 新協定を巡る交渉が来年3月31日(同4月1日)の開幕までに妥結する可能性については楽観的だが、一方で「現時点で交渉期限を設けるつもりはない」とも語った。両者はフリーエージェントの権利取得条件や収益分配の見直しなどで対立。期間中は選手が球団と契約を結ぶことができず、移籍市場は凍結している。

 全国紙USAトゥデーは同じく会見した選手会のトニー・クラーク専務理事が「収益面で鍵となる複数の案を提示したが、対案が示されることはなかった」とMLB側の姿勢を批判するコメントを紹介した。

 ≪大谷のMVPスピーチ中止に?≫ロックアウトの影響は満票でア・リーグMVPに輝いたエンゼルスの大谷にも及びそうだ。「FOXスポーツ」のベン・バーランダー記者が自身のツイッターに「ロックアウトのせいでアワード(全米野球記者協会ニューヨーク支部主催の晩さん会)がないかもしれないし、大谷のMVPのスピーチもないかもしれない」と投稿した。今回が98回目の由緒あるイベントで19年以来、2度目の英語でのスピーチが注目されていた。

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2021年12月4日のニュース