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さらば“ミスター西部ガス”松薗 逆転負けで現役ラストゲームも全力スイング 日本一の夢は後輩に託す

[ 2021年12月4日 05:30 ]

第92回都市対抗野球1回戦   西部ガス4-5TDK ( 2021年12月3日    東京D )

<TDK・西部ガス>8回1死二塁 左邪飛に倒れる西部ガス・松園(撮影・久冨木 修)       
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 1回戦と2回戦があり、昨年8強の西部ガス(福岡市)は1回戦でTDK(にかほ市)に4―5で逆転負けを喫した。今季限りで現役を退く松薗史敏内野手(32)は8回に代打で登場し左飛に倒れ、日本一の夢を後輩に託した。

 2回に4点を取ってから追加点が奪えず、TDKに無念の逆転負けで初戦敗退。西部ガスの屋台骨を支えてきた松薗の現役ラストゲームが終わった。

 社の規定で、現役は10年まで。創部時に入社し、迎えた2年連続の大舞台。「この試合を楽しもうと思っていた」。1点を追う8回1死二塁で4番米沢の代打で登場した。香田誉士史監督(50)からは「思い切って行け」と背中を押された。左飛に倒れたが「やってきたことを全て出したいと思った。自分なりの気持ちのこもったスイングができた」とすがすがしい表情で振り返った。

 昨年大会では大会初勝利を挙げ、8強まで進出。今年は創部10年目で「日本一を目指してやってきた」と松薗はチームの思いを代弁する。2回に先制を許したが直後の攻撃で8番・金沢の中前適時打で同点。さらに2死一、三塁でJR九州からの補強選手、犬塚が右中間に勝ち越し3ランを放ち優位に試合を運んだ。

 しかし、3回以降は打線が沈黙。4度の盗塁死など機動力を封じられたことも響いた。松薗は「追加点を取れなかったことが今後のチームの課題だと思う」と日本一の夢を後輩に託す。

 17年から西部ガスを率いる指揮官は「1点差の試合なので悔しい。采配の中で勝たせたかった」と唇をかんだ。(杉浦 友樹)

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