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広島・中崎 無休宣言 勝負の1年へ「休んだらダメになってしまうという恐怖心がある」

[ 2021年12月4日 05:30 ]

完全復活に向け、無休宣言をした広島・中崎
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 広島・中崎翔太投手(29)は3日、マツダスタジアムで自主練習し、完全復活に向けて今オフの無休を宣言した。19、20年と2年連続で手術した近年とは異なり、充実のオフを消化中。秋季練習で復調の兆しを見せた元守護神は、体の連動性を高める練習を取り入れるなど、豊富な練習量で来春に備えている。

 ここ最近のオフとは充実度が違う。中崎は19年11月に右膝を、20年9月に右上腕部を、それぞれ手術。2年連続でオフ期間の多くをリハビリに費やしてきたが、今年は万全。チームの誰もが認める練習の虫は、キャッチボールやウエートトレなど連日、思う存分に体を動かし、来春への準備を進めている。

 「肩肘に異常もないので継続して投げられる。去年のオフも、それなりの強度で練習はできていたけど、今年も引き続きしっかりとできている。そこはいい部分かなと思う」

 不振に終わった今季は登板4試合も、ウエスタン・リーグではチーム3番目に多い34試合に登板。11月の秋季練習で紅白戦に登板するなど1年間通して体を“酷使”してきた。来年8月で30歳。疲労回復に重点を置いてもいい年齢に入りながら「球場の利用時間の都合などで運動量が減った日を休みと考えればいい」と言い切る。オフであろうと無休で練習する――。年末年始も含め休日の予定はなし。その背景には、入団直後も守護神時代も変わることのなかった考え方がある。

 「休まない一番の理由は“休んだらダメになってしまう”という恐怖心があるから。僕は、基本的にビビリな性格。だから練習して自分の弱いところをカバーするしかない。そうやって競争に勝っていくしかないと思う」

 練習内容は年々進化している。今季は「いかに下半身の力を上半身につなげられるか」など体の連動性を高める練習を新たに導入した。思い通りに体を操ることで腕の振りが強くなり、11月の紅白戦では今季最速の150キロを計測。首脳陣に復調を印象づけ、オフ期間に入った。

 「上半身と下半身の連動性が良くなり、頭でのイメージと体の動きがかみ合い始めた。自分の中にまだ良くなる部分があったんだなという発見があった」

 リーグ3連覇時の守護神も来季は勝負の一年となる。「けがをしない体づくりをして、秋に良かった部分も磨いていきたい」。完全復活への道のりは、圧倒的な練習量で切り開いていく。(河合 洋介)

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