DeNA4年目右腕・阪口 開幕ローテ前進!4回1失点の好投「合格点」

[ 2021年2月24日 05:30 ]

練習試合   DeNA4-1阪神 ( 2021年2月23日    宜野座 )

<練習試合 神・D>DeNA先発・阪口は4回1失点の好投(撮影・平嶋 理子)
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 大物ルーキーを封じたスローカーブ。これがDeNAの4年目右腕・阪口が初の開幕ローテーション入りへ前進した成長の証だ。3回の阪神ドラフト1位・佐藤輝(近大)との対戦。初回に11球粘られて歩かせた相手を109キロの遅球で完全にタイミングを外し、一ゴロに打ち取った。

 「空振りを狙った球もファウルにされ、凄いと思った」と謙遜したが、8試合連続安打を許さない。4回4安打1失点に「今日は合格点だと思う。カーブも後半修正できた。長い回を投げる体もできてきた」と言った。

 三浦監督が2軍監督で指導を受けた昨季はイースタン・リーグで4勝1敗。勝率1位に輝いたが、通算6度先発している1軍では勝っていない。今季はスプリットなどの速球系の変化球にスローカーブも加え、投球術を磨く。この日最も遅かったのは101キロ。最速148キロで球速差は47キロにも及び、緩急を生かして阪神打線を抑えた。その姿は同じくスローカーブを駆使し、阪神から46勝(32敗)を挙げた「虎キラー」の三浦監督と重なる。指揮官も目を細め「(開幕ローテーション入りは)見えてくると思う。これを続けてもらいたい」と評価した。

 センバツに出場する母校の北海は開幕戦で神戸国際大付と対戦することが決まった。南国で快投した21歳は北の大地で練習する後輩に「僕も(3年夏に出場した)甲子園で(プロへの)道が開けた。どんどんアピールして」とエールを送った。(大木 穂高)

 ◆阪口 皓亮(さかぐち・こうすけ)1999年(平11)8月15日生まれ、大阪府出身の21歳。北海では17年夏の南北海道大会優勝。甲子園では初戦の神戸国際大付戦に先発し、4回途中1失点で敗れた。17年ドラフト3位でDeNAに入団。プロ通算6試合で0勝3敗で防御率6.86。1メートル87、86キロ。右投げ左打ち。

 ▼DeNA・京山(2番手で4回を無安打無失点。最速150キロ)しっかり押し込めた。全身を使って投げられているかな。

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