阪神・高山 実戦9試合で5度目のマルチ安打 16年の新人王も強い危機感「今しか出るチャンスない」

[ 2021年2月24日 05:30 ]

練習試合   阪神1ー4DeNA ※特別ルール ( 2021年2月23日    沖縄・宜野座 )

<練習試合 神・D>4回無死二塁、高山は右前打を放つ。投手阪口(撮影・北條 貴史)
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 阪神の高山がまた打った。「6番・右翼」で先発し、2安打。今春の紅白戦を含む実戦9試合目でチーム最多の5度目となるマルチ安打と存在感を示した。

 「(状態は)どうなんですかね。他の選手と立場が違うので状態を上げるという立場でもないし、その辺(主力)が出始めたら出られなくなる。今しか出るチャンスがない」

 常に強い危機感を抱きつつ、サバイバルに身を投じている。先頭の2回にはDeNA先発・阪口の直球をジャストミートし中前へ。続く木浪の適時三塁打で生還した。2点を追う4回無死二塁では135キロの変化球を技ありの右前打にもした。21日広島戦に続く2試合連続マルチで、実戦打率・444だ。

 昨秋に参加した「みやざきフェニックス・リーグ」で打撃改造に取り組み、現在のオープンスタンスを確立した。当時2軍打撃コーチだった北川コーチと最初に試したのが、投手の球の出どころが見えやすくなる構えを模索することだった。ティー打撃では、さまざまな角度からトスを上げてもらって自分の体の角度や向きを探り、フリー打撃でも打席内の立ち位置を変えながら試行錯誤を繰り返した。内角の厳しい球でもコンタクトできるよう、バットの軌道も含めて改良を重ねてきた。

 外野は中堅・近本が決定的。残る2枠もサンズ、佐藤輝、新助っ人ロハス、糸井らとの競争で苦戦必至だ。それでも矢野監督からは「試合に出たいという気持ちと、この何年かの悔しい思いが気持ちにも出て、また形にもなってきている。今までとは違う内容の打撃ができている」と評価を受ける。開幕まで約1カ月。ここからが本当のサバイバルだ。 (長谷川 凡記)

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