“暗雲”の阪神で秋山が快投 天敵のDeNAを3回無失点「自分がやらなければと思っている」

[ 2021年2月24日 05:30 ]

練習試合   阪神1ー4DeNA ※特別ルール ( 2021年2月23日    沖縄・宜野座 )

<練習試合 神・D>3回無失点と好投した秋山(撮影・椎名 航)
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 阪神・秋山拓巳投手(29)が23日の練習試合・DeNA戦(かりゆし宜野座)に先発し、3回を1安打無失点。先発陣に離脱者が相次ぐ中、開幕に向けて万全な仕上がりを見せつけた。昨季2戦2勝ながら、同一リーグの球団別ではワーストの防御率。苦しめられた相手に対する好投に、矢野監督からは全幅の信頼を寄せられた。

 こちらは開幕に向けて不安なしだ。エースの西勇が帰阪した中、昨季同じ11勝を挙げた秋山が盤石の投球を展開した。今春初の同一球団との対戦となったDeNA戦で3回1安打無失点に抑え、先発陣の軸の一人としての存在感を見せつけた。

 「ある程度、制球できていましたし、低めの制球も去年と比べると、だいぶ手応えがあるんで。引き続き精度を上げられるように取り組んでいきたい」

 この試合も直球の球速はほとんど130キロ台中盤。それでも空振りが取れ、詰まらせることができるのが秋山だ。自慢の制球力で多彩な変化球もコースに投げ分け、相手を手玉に取った。3回2死では神里に対し、カウント2―2からこの日最速の140キロでファウルを奪い、直後に110キロのカーブで完全にタイミングを外した左飛に仕留めた。

 「前回(16日楽天戦)左のインコースに投げきれていなかったけど、今日はしっかり投げきれていたし、あのファウルの後、カーブでバッティングさせていないんで。ああいうことが増えれば、いい内容になってくる」

 ただ投げて抑えるだけでなく、相手との間合いを計り、時には裏をかく配球も駆使。なかなか殻を破れなかった以前の姿とは貫禄が違う。昨季2戦2勝ながら対戦防御率ではワーストの4・76だったベイ打線を簡単に料理した内容に、矢野監督も「意識の高さは例年以上に感じる。上を目指していると思うし、今年は2桁は最低ラインなんじゃない?」と目を細めた。

 高橋が右脇腹痛で離脱し、西勇も帰阪。必然的に期待は高まる中、「周りの期待はまだ感じていないけど、自分がやらないといけないと思っているんで。しっかりパフォーマンスを出せる準備は怠らずにやりたい」と頼もしい。エース級の投手へと飛躍する1年としたい。(山添 晴治)

 ▼ヤクルト・片岡大蔵スコアラー ウチは相性が悪いから、開幕カードで来るかも。相変わらず繊細なコントロールと、135、6キロで詰まらせる球持ちの良さ。微妙にタイミングを狂わせるフォームであのスピードでもしっかり抑えている。

 ▼広島・岩本貴裕スコアラー 言うことないんじゃないですか。(去年)だいぶやられていますからね。仕上がりも早いですし、いつ開幕してもいいような状態で来ているのでは。

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