ヤクルト・石川 広島・黒田以来の40代巨人戦先発勝利「五十嵐の分もじゃないですけど」

[ 2020年10月21日 22:10 ]

セ・リーグ   ヤクルト2ー1巨人 ( 2020年10月21日    神宮 )

<ヤ・巨>お立ち台で笑顔の村上(左)と石川(撮影・沢田 明徳)
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 ヤクルトは首位・巨人に逆転勝ちし、連敗を2でストップ。対巨人戦の連敗も9で止めた。

 先発の石川は3回まで完全投球。4回2死から坂本に先制ソロを浴びたが、それ以外は危なげない投球だった。6回まで3安打1失点の好投。その好投に応えたのが主砲の村上だった。石川は「絶対打ってくれると信じていた」という6回1死、二塁の場面。村上は「初回の満塁の場面で打っとけば、石川さんを楽に投げさせられた。何とか打って、勝ち星をつけてあげたいと思って打席に立ちました」と、巨人・先発の高橋から24号逆転2ランを放った。

 7回以降は救援陣が巨人打線を無失点に抑え、石川は今季2勝目(7敗)。「今シーズンは全然働けてなくて、何とか神宮球場でお立ち台という気持ちは常々あった。遅くなりましたけど、お立ち台に上がれてうれしい」と、本拠地・神宮での今季初勝利を喜んだ。また、16年の広島・黒田博樹以来の40代で巨人戦先発勝利となった。

 石川はこれで現役最多の173勝目。今季限りで引退を表明した同級生の五十嵐が引退会見で「200勝を達成してほしい」と語ったことに「五十嵐の分もじゃないですけど、一歩一歩頑張っていきたい」と諦めない姿勢を示した。

 主砲の村上はこれで78打点。本塁打は阪神の大山の26本塁打にあと2本と迫り2冠も見えてきた。ファンの期待が高まる中「期待に応えられるように、毎日毎日、残り少ない試合ですけど一生懸命頑張ります」と気を引き締めた。

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