阪神・福留に戦力外通告 今後は未定

[ 2020年10月21日 05:30 ]

阪神・福留
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 阪神の福留孝介外野手(43)が球団から戦力外通告を受けていたことが21日、わかった。この日までに来季の契約を結ばないことを通告され、今後は未定となっている。

 福留は大阪・PL学園で超高校生級スラッガーとして注目され、95年ドラフト会議では高校生として史上最多の7球団から1位指名されたが、クジを引き当てた近鉄への入団を拒否。日本生命に進み、98年ドラフトで逆指名制度を利用して中日に1位入団した。

 1年目から遊撃手として1軍に定着し、外野手に本格転向した02年に打撃が開花。打率・343で首位打者を獲得した。以降は球界を代表する左打者として活躍し、優勝した06年には2度目の首位打者となる打率・351、31本塁打、104打点でセ・リーグMVPに輝いた。07年オフにFA権を行使し、大リーグ、カブスに移籍。5シーズンプレーした米国では通算596試合に出場し、打率・258、42本塁打、195打点を残した。

 12年オフに帰国後は複数球団が獲得に乗り出す中、阪神を選択。新天地でも年々、存在感を増し、攻守でチームをけん引。16年6月25日の広島戦では日米通算2000安打を達成した。

 ただ、球界現役最年長の43歳となった今季は開幕から不振ここまで打率・154、1本塁打12打点。本来の打撃を見せられず、ベンチスタートが続いていた。さらに9月19日に名古屋市内で「最大4人まで」という球団内規を破る8人で会食。参加者から新型コロナウイルス感染者が出たことで、濃厚接触者扱いとなり同25日に出場選手登録を抹消された。本人も最年長選手としての責任を痛感し、10月5日の自主練習再開時には「1番しっかりしなければいけない立場でルールを破ってしまった。本当に申し訳ない」と選手を代表して謝罪した。

 一方で、豊富な経験と面倒見のいい性格で17年から2年間主将を務めるなど、チームの精神的支柱も担ってきた。今季も、志願して2軍戦との「親子ゲーム」に出場するなど、野球に取り組む姿勢は若手の最高の手本。指導者としての期待もかかるが、開幕前には本紙のインタビューで引き際について「全然、何も考えていない。今できることを精一杯やるだけなんで」と語るなど現役へのこだわりも強い。球史に残る名外野手の今後の動向に注目が集まる。
  

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