巨人・原監督 最大6球団競合も近大・佐藤引く!大塚球団副代表、原監督が右手を上げて喜ぶ「夢を見た」

[ 2020年10月21日 05:30 ]

08年のドラフトで東海大相模・大田泰示内野手を引き当て、会心のガッツポーズを見せる原監督
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 巨人は20日、東京・大手町の球団事務所で26日のドラフト前最後のスカウト会議を開き、即戦力の野手を1位指名する方針を再確認した。名前こそ挙げなかったが、これまでと同様、近大・佐藤輝明内野手(4年)を筆頭候補に挙げているとみられる。会議には原辰徳監督(62)が出席し、重複した場合のくじ引きは指揮官に依頼する方針が固まった。

 数日前の「正夢」を原監督に伝えた。約3時間の会議後、報道陣に対応した大塚淳弘球団副代表編成担当は、右手を上げながら、情熱的に語った。

 「(くじ引きは)監督しかいないでしょう。もう夢を見ましたよ。監督がこうやって手を上げている」。寝床で、過去の名場面がよみがえったという。

 藤田元司元監督が80年ドラフトで4球団競合の末、原監督を引き当てた。当たりくじを右手に掲げて喜ぶ。そして92年。長嶋茂雄元監督が同じく4球団重複した松井秀喜を引き、右手の親指を立てた。大塚副代表は「やっぱり絵になるじゃないですか、監督が手を上げるとね」とイメージはできている。「大丈夫ですよ。大丈夫」と自信を持って話した。

 1位指名するとみられるのは1メートル87、94キロの大柄な体格でソフトバンク・柳田をほうふつさせる近大・佐藤。18日の関大戦で関西学生リーグ通算14号を放ち、OBの二岡3軍監督がマークした本塁打記録を更新した左の長距離砲だ。原監督とともに会議に出席した元木ヘッドコーチ、宮本投手チーフコーチと映像を再確認した。

 名前こそ公言しなかったが、大塚副代表は「10年に1人の逸材。変更はないです」と強調。既に明言したオリックスを含め、阪神など最大6球団が1位指名する可能性がある。

 原監督は08年にソフトバンクと競合した大田泰示(現日本ハム)を引き当てたが、1位抽選の通算成績は1勝10敗。現在5連敗中で、今年は遠慮する一幕もあったというが、大塚副代表が「やっぱり監督以外いません」と依頼した。球団としても9連敗中で、流れを止める役割を託す。

 佐藤を引き当てれば00年阿部慎之助(現2軍監督)以来となる左の大砲の1位獲得となる。この日は試合に集中するため、スカウト会議に関してはコメントしなかった原監督。勝負の鬼の右手がドラマを生む。(神田 佑)

 ▽巨人の80年ドラフト1位抽選 大型スラッガーの東海大・原辰徳に対して巨人、大洋(現DeNA)、日本ハム、広島の4球団が競合。同年オフに就任したばかりの藤田元司監督が抽選に臨み、3番目にくじを引いた。「爪を短く切ってきたので底の方の封筒が取れなかった」ため、その上の封筒を選択。見事に当たりくじを引き当てると、思わず「やった!」と右手を掲げた。

 ▽巨人の92年ドラフト1位抽選 高校球界No・1長距離砲の星稜・松井秀喜を巨人、中日、ダイエー(現ソフトバンク)、阪神の4球団が指名。同年オフ、13年ぶりに復帰した長嶋茂雄監督は4番目で、残りくじを無造作に右手でつまみ上げた。交渉権獲得の文字を確認すると、右手の親指を立ててガッツポーズ。「オープンしまして、思わずうれしくなって」と心境を語った。

 ◆佐藤 輝明(さとう・てるあき)1999年(平11)3月13日生まれ、兵庫県出身の21歳。小1から「甲東ブルーサンダース」で野球を始め、甲陵中では軟式野球部に所属。仁川学院では高校通算20本塁打で甲子園出場はなし。近大では1年春からリーグ戦に出場し2年春秋、3年春にベストナイン、2年秋にはMVP。1メートル87、94キロ。右投げ左打ち。

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