ドラフト直前 独協大・並木が7球団の前で2安打1打点 走塁でも俊足生かしたギャンブル成功

[ 2020年10月21日 19:23 ]

首都大学野球2部秋季リーグ戦   独協大5―1足利大 ( 2020年10月21日    越谷市民 )

<独協大・足利大>3回に先制の適時三塁打を放ち、三塁へ駆け込む独協大の並木
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 「サニブラウンに勝った男・五十幡に勝った男」として26日のドラフトで注目される独協大・並木秀尊外野手(4年、市立川口)が「1番・中堅」で先発出場。7球団のスカウトが視察する中、3回に先制の右中間適時三塁打を放つなど2安打1打点をマークした。

 3回は無死一塁から初球を振り抜き、逆方向となる右中間へ。並木は「打席入る前、監督にバントはせずに打たせるぞと言われた。高め真っ直ぐを長打にできた。逆方向に長打はなかったので、成長できたところだと思う」と胸を張った。

 さらに2点リードの5回は持ち前の俊足を存分に披露した。

 左前のポテン安打で一気に二塁へ到達すると、1死三塁からはベンチからギャンブルスタートのサイン。相手内野陣は前進守備を敷く中、3番・志治佑眞外野手(4年、八千代松陰)の二ゴロで生還した。並木は「練習はしていたけれど、試合でサイン出たのは初に近いかなと。追加点がとれてよかった」。

 亀田晃広監督は「年に1度あるかないかのサインです。1点が欲しい場面で、走者も並木。投手がテークバックに入ったら行け、くらいのギャンブル。しっかり決めてくれた」とうなずいていた。

 ネット裏で視察した巨人の榑松伸介スカウト部次長は「改めてびっくりする速さ。飛ぶように走っている。打撃も雰囲気があるし、(中大の)五十幡と良い勝負」と評した。

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2020年10月21日のニュース