広島・中村祐 曲者スライダー駆使し7回無失点「守りに入らず、攻めの投球しようと」

[ 2020年10月19日 05:30 ]

セ・リーグ   広島5-0中日 ( 2020年10月18日    マツダ )

<広・中(20)>力投する先発の中村祐(撮影・椎名 航)
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 広島・中村祐が今季最長の7回を無失点に抑えて、今季初勝利から自身3連勝とした。3者凡退は1度もない我慢の投球だった。無安打は4回の1イニングのみ。被安打7、3四死球を与えながら、2併殺と要所を締めた。

 「低めに丁寧に投げることを心がけた。守りに入らず、攻めの投球をしようと思った」

 直球の球速は140キロ前後でも、打者は捉えきれなかった。佐々岡監督が「前回登板からスライダーがよく曲がっている。独特のスライダー。打者は打ちづらそう」と評価したように、曲がり球が効果的だった。今季最多の110球。走者を背負い続けても三塁は踏ませなかった。

 野村が16日に手術し、今季中の復帰は絶望的となった。「(穴を)埋められればいいけど、僕も立場的にそこまで考える余裕はない。目の前の試合に集中して、結果的に助けたい」。今季5試合で防御率2・20と上々。計算の立つ先発として評価を上げている。

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