きたぞ!広島・誠也! キングまで2本差の24号 10月は絶好調、内角球にも対応バッチリ死角なし

[ 2020年10月19日 05:30 ]

セ・リーグ   広島5-0中日 ( 2020年10月18日    マツダ )

<広・中(20)>5回2死一、二塁、鈴木誠は左越え3ランホームランを放つ(撮影・椎名 航)
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 広島・鈴木誠也外野手(26)は、18日中日戦の5回に24号3ランを放ち、本塁打リーグトップの阪神・大山に2本差に迫った。最大6本差から直近3戦3発で「逆転キング」に名乗り。球団の日本人野手では、2005年新井貴浩(本紙評論家)以来の本塁打王を視界に捉えた。 

 今季の本塁打には珍しい、新たなアプローチだった。1―0の5回2死一、二塁。鈴木誠は、フルカウントから清水の内角高め直球を叩くと、打球は高く舞い上がった。長い滞空時間で左翼席まで届く24号3ラン。「(先発の中村)祐太が頑張っているので、いい追加点になって良かった」と「逆転キング」への号砲となった。

 柵越えにする「ツボ」がある。今季の過去23本塁打が生まれたコースの内訳は、真ん中13本、外角9本。内角球を捉えたのは、1度しかなかった。腕が伸び、力が最も伝わる外角寄りを中心に飛距離を伸ばしてきたのだ。

 今季唯一の内角球の本塁打は、9月30日の巨人戦、左腕・田口のスライダーを左翼席最前列に運んだものだった。この日は、右腕の内角高め直球。腕をたたみながら捉えた一発に「そういう(内角への)配球もあるので、これからもしっかりと対応できるようにしたい」と先を見据えた。

 残り18試合で、本塁打数リーグトップの阪神・大山に2本差に迫った。8月19~22日時点で、トップだった巨人・岡本に今季最大の6本差をつけられながら、直近3戦3発の猛追。球団では14年エルドレッド、日本人野手に限れば05年新井貴浩以来の本塁打王が射程に入ってきた。

 10月の月間成績は、打率・367(60打数22安打)、5本塁打、17打点と本調子を取り戻した。それでも、微修正はやめない。15日の巨人戦では、グリップを下げるヒッチ打法を採用し、17日は、グリップをゆっくりと捕手側に引きながら球を呼び込んだ。

 「シーズンを通していろいろと試行錯誤するのは当たり前のこと。自分ではそんなに変えているつもりはない。今のチーム状況でも球場に見に来てくれている人たちのために、少しでも喜んでもらえるように頑張ります」

 シーズン最終盤でも衰えない探求心が、キング争いを支える。(河合 洋介)

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