レッズ・秋山がマエケンに抱く“特別な思い”

[ 2020年10月19日 10:30 ]

レッズ・秋山(AP)
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 「一緒にプロ入りし、競い合ってきた。一番気になる存在だし、あいつのニュースだけは見る。あいつが、意識してくれるように頑張る」

 楽天・涌井秀章が9月30日のソフトバンク戦で勝利した際、カブス・ダルビッシュ有に対する思いを語ったコメントだ。2人は同じ86年生まれ。05年に高卒でプロ入りして以来、同じパ・リーグを主戦場にタイトル争いを繰り広げ、切磋琢磨してきた。12年に海を渡ったダルビッシュは今季、メジャーで8勝を挙げて日本選手として初の最多勝を獲得。涌井もパ単独トップの11勝(19日現在)を挙げており、同史上初となる3球団での最多勝獲得へ突き進んでいる。

 同学年に特別な思いを抱く選手は少なくない。「僕はけっこう同級生に影響されていますよ。(巨人・坂本)勇人とギータ(ソフトバンク・柳田)にはどうやっても追いつけないかなとか」と話したのは今季からレッズに所属する秋山翔吾だ。同じ88年生まれは、ほかにもヤンキース・田中将大、国内でも中日・大野雄大ら多くのスター選手が名を連ねている。

 その中でも球界屈指のヒットメーカーにとって、特別な存在と言えるのがツインズ・前田健太だ。「健太ともう1回対戦できる可能性があるなら、米国に行くのも面白いかな」という思いがあったと明かす。日本時代は2試合で計8打数3安打。15年6月9日には前田から決勝の2点二塁打を放ったが「(大卒でのプロ入り時は)既に(高卒の)マエケンはエース格だった。距離が縮まったと思っていないし、追いかけないといけない」という言葉を残した。

 同年、秋山がシーズン216安打のプロ野球新記録を樹立する一方で、前田はオフにポスティングシステムを利用して米大リーグのドジャースへ移籍。今シーズン前もともに自主トレを行い、ユーチューブの「マエケン チャンネル」では仲むつまじい様子をお茶の間に届けた。

 今季はコロナ禍で60試合制となり対戦は叶わなかったが、来季の楽しみとして待ちたい。(記者コラム・花里 雄太)

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