京都先端科学大ドラフト候補・喜多 延長で意地の適時打 運命の日は自然体で

[ 2020年10月19日 20:59 ]

2020年度京滋大学野球秋季リーグ戦プレーオフ   京都先端科学大1―2佛教大 ( 2020年10月19日    草津グリーンスタジアム )

<佛教大・京都先端科学大>2点を追うタイブレークの延長12回1死二、三塁から意地の右前適時打を放った今秋ドラフト候補の京都先端科学大・喜多
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 有終の美を飾ることはできなかった。京都先端科学大は8勝2敗で並ぶ佛教大とのプレーオフを延長12回タイブレークの末に敗れ、今秋リーグ戦を2位で終えた。今秋ドラフト候補の喜多隆介捕手(4年=小松大谷)は「4番・捕手」で先発出場。2点を追うタイブレークの延長12回1死二、三塁から1点差に迫る右前適時打を放ったが、チームを勝利には導けず「優勝することを目標にやってきたので、そこが一番悔しいところ」と唇をかんだ。

 守備ではタイブレークに突入した12回に2点を奪われはしたが、先発した山本翔希投手(3年=比叡山)を巧みにリードし、11回まで無失点。ただ、初回に盗塁を許すなど二塁到達の最速タイム1・77秒の強肩は鳴りをひそめ、「個人としては盗塁されたり、(5打数1安打と)打撃で結果を出せなかったりとダメな部分が多かった」と反省の弁が口をついた。

 今秋リーグの開幕を待たず、プロ一本で勝負することを明言。大学4年間の中でも、中島輝士監督との出会いが大きな転機となった。それまではプレーに徹していればいいと考えていたが、指揮官に「上を目指すのであれば、プレー以外でも常に人に見られていることを意識しろ」と指摘された。「そこからは一つ一つのプレーを全力でするようになって、自分が好調なのか不調なのかというコンディションにも気づけるようになった」。試合後のミーティングでは中島監督から「もうちょっとみんなと一緒に野球をしたかった」と声をかけられ、「勝っていれば監督や同期とあと2~3週間一緒にできたので残念ですね」と肩を落とした。

 だが、落ち込んでいる暇はない。この日はオリックス、中日のスカウトが視察。26日のドラフト会議を1週間後に控え「この秋は自分ができることをしてきたが、自分の実力不足の部分もあったので、明日休んでまたあさってから練習します」と自然体で迎える構えだ。

 「結果はどうであれそれが実力。プロに指名されたらマスクをかぶれば勝たせる捕手、応援される選手になりたい」

 夢のプロ球界入りへ――。同じくプロ志望を明言している同僚の吉村慎之介外野手(4年=福井工大福井)とともに、運命の日を待つ。

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