阪神・秋山 苦しみながらも2桁勝利に望み 3投法にプレートの位置使い分け5回4失点で8勝目

[ 2020年10月19日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神6-5ヤクルト ( 2020年10月18日    甲子園 )

<神・ヤ(20)>阪神先発の秋山(撮影・北條 貴史)
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 苦心の白星だ。阪神・秋山は、立ち上がりから走者を背負う投球で5回8安打4失点。打線の援護で8勝目を手にし、17年以来の2ケタ勝利へ望みをつないだ。

 「野手の方々が早い回に援護をしてくれたのに長いイニングを投げることができず悔しい登板となりました」

 試行錯誤は、フォームに現れた。初回から2回までは従来のワインドアップで腕を振ったものの3回からの2イニングはセットポジションに変更。2種類はこれまでの登板でもその日の状態に合わせて使い分けてきても、5回からは初めてノーワインドアップも試した。

 プレートを踏む位置もより一塁側に寄っているようにも見え、必死に復調の手がかりを模索。それでも、最後まで表情は険しいままだった。4回までは1失点と粘ったものの、5回は村上に3安打目となる左翼越え3ランを被弾。この回を何とか投げ切って、勝利投手の権利は確保した。

 中継ぎ陣がリードを守り勝利投手となっても、5回での降板には不完全燃焼の思いをにじませたはずだ。開幕からローテーションを守り、柱としてチームを支える決意でシーズンに臨んでいる右腕。「次こそは長いイニングを投げられるように切り替えてしっかり準備したいと思います」と、募る悔しさは次回登板で晴らす。

 8勝目をつかんだことで3年ぶりの2ケタ勝利を、はっきりと視界に捉えたことは収穫。18年に受けた右膝手術からの完全復活へ今こそ最後の力を振り絞る時だ。 (遠藤 礼)

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