どちらが勝っても地元は北米4大スポーツの2冠達成 ブックメーカーのオッズはドジャース優位

[ 2020年10月19日 13:51 ]

ナ・リーグ優勝決定シリーズを制したドジャース(AP)
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 メジャーのプレーオフで1勝3敗からシリーズを逆転したケースは、0勝3敗から2004年のア・リーグ優勝決定シリーズを制したレッドソックス(対ヤンキース)を含め、今季のドジャースで14回目。ドジャースは崖っ縁に追い込まれながら、第5戦から3連勝を飾ってナ・リーグの頂点に立った。

 両リーグ第1シード同士のワールドシリーズは、1995年以降のプレーオフとしては、2013年のレッドソックス対カージナルス以来、通算4回目。8月1日時点でのチームの年俸総額はドジャースがリーグ・トップの9560万ドル(約100・4億円)だったのに対し、レイズは30チーム中28位の2930万ドル(約30・8億円)で、過去にほとんど例のない「格差対決」にもなった。

 ドジャースが本拠を置いているロサンゼルス(カリフォルニア州)のプロチームとしては、すでにNBAのレイカーズが今月11日にヒートを4勝2敗で退けて「ファイナル」で通算17回目の優勝を飾っており、ドジャースがワールドシリーズを制すると、北米プロスポーツの同一年での“2冠”を達成することになる。

 一方、ア・リーグ優勝決定シリーズで勝ったレイズの本拠地はフロリダ州タンパ。北米プロアイスホッケー・リーグ(NHL)の「スタンレー杯決勝」では今季、同じタンパに本拠を置くライトニングが9月28日にスターズを4勝2敗で制して16年ぶり2度目の優勝を飾っており、こちらも“2冠”がかかっている。

 タンパはNFLスーパーボウル(2021年2月7日)の開催地でもあり、ここに本拠を置いているバッカニアーズは、昨季までペイトリオッツでスーパーボウル6度の優勝に貢献したQBトム・ブレイディー(43)を獲得してここまで4勝2敗。ロサンゼルスを本拠にしているラムズも4勝2敗でどちらも所属カンファレンス(NFC)の優勝候補となっており、ワールドシリーズを制したチームの本拠地は、約4カ月半という間隔の中で、北米4大スポーツにおける“3冠”に可能性を残すことになる。

 ワールドシリーズ初戦でレイズは今季5勝を挙げている右腕、タイラー・グラスナウ(27)が中5日で先発に起用されそうだが、サイ・ヤング賞に3回選出されているドジャースの左腕、クレイトン・カーショー(32)の初戦での先発は微妙。登板すれば中4日となるが、ブレーブスとのリーグ優勝決定シリーズでは腰痛で第2戦の先発を回避したこともあり、ローテーション通りの登板になるかどうかは微妙だ。

 ブックメーカーの予想オッズはドジャースが1・4倍前後で、レイズが2・5倍前後。「ドジャース優位」の予想の中でシリーズがスタートするが、投手のローテーションが確立されるかどうかがカギを握っている。

 今季リーグ最多の118本塁打(60試合)を放ったドジャースはリーグ優勝決定シリーズでも7試合で16本を放っており、長打力では一枚上。しかしレイズでもキューバ出身のランディー・アロザリーナ(25)がポストシーズンでは新人歴代最多の7本塁打を記録しており、一発が試合の流れを変えるシリーズになる可能性もある。

 <ワールドシリーズ日程>

 ▼第1戦=20日
 ▼第2戦=21日
 ▼第3戦=23日
 ▼第4戦=24日
 ▼第5戦=25日
 ▼第6戦=27日
 ▼第7戦=28日

 *日付は米国時間。場所はすべてテキサス州アーリントンのグローブライフ・フィールド 

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