巨人・原監督「少し記録を超えさせていただいたことを心の中の宝物に」変わらぬ理念も明かす

[ 2020年9月11日 21:48 ]

セ・リーグ   巨人2―1ヤクルト ( 2020年9月11日    東京D )

<巨・ヤ>記念ボードを手にサムアップをする原監督(撮影・森沢裕)
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 巨人の原辰徳監督(62)がヤクルト戦(東京D)で球団歴代単独トップとなる監督通算1067勝目をマークした。V9を成し遂げた川上哲治監督(2013年死去、享年93)に並ぶ1066勝目を挙げた9日の中日戦(ナゴヤD)で自身初となる3打席連続アーチを放った坂本勇人内野手(31)が1―1で迎えた8回に勝ち越しの15号決勝ソロアーチ。またしても主将にメモリアル白星をプレゼントしてもらった原監督はデラロサからウイニングボールをしっかりと受け取った。

 試合後に行われたセレモニーでは元ヤンキース監督のジョー・トーリ氏(80)、ともに元巨人監督の大先輩でもあるソフトバンク・王貞治取締役会長(80)、長嶋茂雄巨人終身名誉監督(84)からお祝いのVTRメッセージが届き、感無量の表情で東京ドームの大型ビジョンを見つめていた原監督。

 インタビューでは場内の大きな拍手に「ありがとうございます!」と応えると、積み重ねてきた1067勝については「野球の世界は1年1年が勝負で、いつでも真っ白い状態からスタートしてですね、まだ2020年も戦い半ばという部分においてですね、常に新鮮な気持ちでいられるというのが私の率直な気持ちです。数字を見るとですね、特に先輩としてさん然と輝く神様、川上監督を…なんていうんでしょうか、こうひとつ超えられたというんでしょうか、もう信じられない気持ちでいっぱいです」としみじみ。そして「いつでもフラットに自分が野球に取り組み、そしてきょうの勝負と、きょうの勝負を獲りにいく!というその一念だけで積み重ねてきた。ですから、少しできたのかなあというふうには思っております」と続けた。

 「私はジャイアンツしか知らないという、大変幸せな野球人だと思います。そういう中で当然、厳しさも悔しさもすべて分かって…すべてとは言いませんが、分かってるつもりでおります。常に挑戦という気持ちだけを持ちながら今日まで来て、そしてあしたも同じ精神状態でやっていくというふうに思います」とした原監督。「監督というのは選手、そしてファン、皆様のおかげをもってですね、私が現在こうやっていられるという…常に皆様に感謝をしてですね、その感謝を勝利というものでお返ししたいと、もうその一念でやっております」とした。

 そして、監督業の中で貫き通してきたことについて聞かれると「やっぱり、勝つということにこだわることは大事なことだと思います」とキッパリ。「チームの和というものをつくるのはやはり実力至上主義である、と。選手の実力というもの、力のある人をレギュラーに、そして1軍に、そしてスターティングメンバーに、ということを自分の中では常に自問自答しながらチームはつくってきております。今後も変わらないと思います」と揺るぎない理念を明かした。

 節目の勝利をつかみ、今後に向けては「戦い半ばです。浸ってる余裕はありません」と浮かれ気分は一切なし。「こういうセレモニーも含めて、偉大な川上監督、大先輩のですね、少し記録を超えさせていただいたということはですね、心の中の宝物にしてですね、さらに、あすより精進そして挑戦していきたいというふうに思います」と言い切ると、「ありがとうございました!皆さん、ありがとうございました!」とファンへの感謝で締めくくった。

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