日本ハム・吉田輝 今季初登板は6回途中3失点 新球生かし4安打のみの粘投「リード守れず悔しい」

[ 2020年9月11日 20:37 ]

パ・リーグ   日本ハムー楽天 ( 2020年9月11日    楽天生命パーク )

<楽・日>4回2死二塁、小深田に適時打を浴び捕手・清水(左)と話す吉田輝(撮影・白鳥 佳樹)
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 日本ハムの吉田輝星投手(19)が楽天戦で今季初登板初先発。5回0/3を4安打3失点(自責点2)で降板。1軍合流時に「ウイニングショットにフォークを覚えて真っすぐ押しができる」と語っていた通り新球フォークを生かしながら粘りの投球を見せたが逆転打を許した“失投”もフォーク。新球には手応えもあったが、四死球5と最後まで制球に苦しむなど課題を残した。

 初回に2点のリードをもらった吉田輝だったが制球に苦しみ安打と2四死球で、いきなり無死満塁のピンチ。それでも浅村を遊ゴロ併殺打に打ち取り1失点。2死三塁となって島内を135キロのフォークで空振り三振。何とか最少失点で切り抜けた。

 2回は先頭の茂木を左飛、ロメロを132キロのフォークで空振り三振。落ち着き取り戻したかに見えたが足立、小深田と連続四球で2死一、二塁と一打同点のピンチ。だが岡島を中飛に打ち取り無失点。

 3回は田中、鈴木大、浅村の上位打線を三者凡退。ファーム期間に磨いたフォークをうまく生かし始めたが4回、茂木に左中間を破る三塁打を浴び1死三塁のピンチ。ここでロメロを遊ゴロに打ち取ったかに思えたが、遊撃手の平沼が本塁へ悪送球。守備の乱れから同点とされた。その後2死二塁となって小深田に甘く入ったフォークを中前へはじき返され逆転を許した。

 吉田輝は5回もマウンドへ。再び田中、鈴木大、浅村の上位打線の対戦となったが140キロ台のストレートとフォークを中心に三者凡退。6回は先頭の島内に四球を与え、茂木に左安を許したところで降板となった。

 ▼日本ハム・吉田輝 初回に2点取ってもらい、楽な気持ちでマウンドに上がることはできましたが、そのリードを守り切ることができず悔しい気持ちです。気持ちが空回りしてしまう場面もありましたが、バッターを押し込んで詰まらせる強い真っすぐも投げることができました。次回に向けては、もっと真っすぐの精度を高めて、チームを勝たせられるピッチングができるようにしたいです。

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