奈良学園大“湯舟効果”で接戦制す、2月に臨時コーチ 大畑がロング好救援「楽しめた」

[ 2020年9月11日 16:04 ]

2020秋季近畿学生野球リーグ戦第2節   奈良学園大6―5和歌山大 ( 2020年9月11日    大阪シティ信用金庫スタジアム )

好リリーフでチームを勝利に導いた奈良学園大・大畑
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 快勝の陰には偉大なOBの存在があった。奈良学園大が“湯舟効果”で接戦を勝ち切った。

 15連覇を含むリーグ最多43度の優勝を誇るが、ここ3年で優勝は18年春の1回のみ。現状打破の切り札が当時の奈良産大から本田技研鈴鹿を経て、1990年ドラフト1位で阪神に入団した湯舟敏郎氏だった。同氏は大学側の要請を快諾し、今年2月から臨時コーチとして投手陣を指導。257試合の登板で60勝をマークするなど、プロでの経験も豊富なだけに捕手出身の酒井真二監督(43)は「技術はもちろん、マウンドでの精神面や調子を崩した時のチェックポイントなど引き出しの多さがすごい」と話す。湯舟氏の直接指導は月に数度ながら、動画や電話で密に情報交換。就任直後に投手陣全員と個人面談を実施した同氏の理論と情熱に、指揮官も全幅の信頼を寄せる。

 3―4の4回2死一、三塁から2番手として登板し、5回1/3を3安打1失点でチームを勝利に導いた大畑理暉投手(4年=履正社)も効果を口にする。「連投の時のケアの仕方などを聞いて、感覚が良くなりました。リリースポイントを意識することで、抜け球がなくなりました」。春の段階ではプロも視野に入れていたが、進路は社会人に決めた。「今(プロに)行っても通用しない。厳しい社会人に行って、そこから行けたらいい」。最速147キロの重い直球で押していくスタイルに磨きをかけ、将来的にはプロの世界を目指す。

 開幕前日の今月10日。練習後に監督は4年生を集め「最後は楽しそうに野球をやっているところが見たい」と伝えた。大畑は「いつもなら緊張したかもしれないけど、今日は接戦を楽しめた」と笑顔で振り返った。偉大なOBも含め、全員が一丸となって頂点まで着実に歩みを進めていく。

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