阪神・陽川 勝負手の矢野采配に応えた“ゴリラパンチ” 「入れ!と思いながら走りました」

[ 2020年9月11日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神8-7DeNA ( 2020年9月10日    横浜 )

<D・神15>4回1死一、二塁、右越え3ランの代打・陽川(左から2人目)を出迎える矢野監督(右から2人目)=撮影・小海途 良幹
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 早々と勝負に出た阪神・矢野監督の期待に最高の形で応えた。同点にされた直後の4回1死一、二塁で先発・斎藤の代打で起用された陽川が「ゴリラパンチ」をサク裂させた。

 「チャンスの場面での代打だったので、なんとしてもランナーを還す気持ちで打ちました」

 今季のチーム代打としては最も早い出番だったが、一振りで結果を残した。ピープルズの外角へのカットボールを逆方向へ押し込んだ感触は十分。「入れ!!と思いながら走りました」。祈りを込めた白球は放物線を描き右翼席最前列に着弾した。「入ってくれて良かった」。8月26日中日戦以来の2号3ラン。“ゴリラポーズ”で出迎えるベンチの祝福に、どこか安堵(あんど)感が漂う笑顔で返した。

 代打弾は昨年9月29日の中日戦以来、通算4本目。今季、チームの代打打率・176はリーグワーストだが、陽川はこの日を含め16打数5安打、打率・313と好数字を残す。「チャンスはすぐなくなってしまうと思う」と語っていた7年目29歳の、一打席にかける思いが凝縮した一発だった。再び、流れを呼ぶ一撃に、矢野監督からは「なんか打ちそうな予感していたんだよね。ああいう場面で打つというのは簡単じゃないけど、あそこの3点というのはむちゃくちゃデカイ」と絶賛された。

 11日の広島先発は左腕の床田だけに先発出場の可能性もある。出場4試合ぶりの安打をきっかけに、再びチャンスをつかみチームに白星をもたらす一打を量産したい。 (阪井 日向)

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