ダルビッシュ 今季2敗目もリーグトップ72奪三振 日米“YouTuber対決”でもファン沸かす

[ 2020年9月11日 02:30 ]

ナ・リーグ   カブス0―3レッズ ( 2020年9月9日    シカゴ )

<カブス・レッズ>「ロベルト・クレメンス・デー」で背番号21のユニホームで力投するカブスのダルビッシュ(AP)
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 カブスのダルビッシュ有投手(34)が9日(日本時間10日)、レッズ戦に先発して6回2安打3失点、9奪三振と力投も今季2敗目を喫した。自身の連勝は7で止まったが、先発として投げ合う約6時間前にトレバー・バウアー投手(29)とツイッターで「舌戦」を展開し、試合後の会見の後にはリアルタイムで動画配信するYouTubeライブを実施。ファンも喜ぶ異例の一日となった。

 試合開始6時間前の午後1時ごろ。ダルビッシュに向け、あるツイートが投稿された。

 「友よ、1つ目に今晩の幸運を祈るよ。優れた方が勝つ。2つ目にYouTubeのフォロワー数(約51万人)を少し分けてくれないか。あなたのレベルに近づきたいけど少し負けている(約7万人)」

 投稿者はなんと、試合で投げ合う予定のバウアー。ダルビッシュは「もちろんYouTubeで君のことを話すよ」とちゃめっ気たっぷりに返答した。

 バウアーは「ダルビッシュマニア」として知られ、普段から連絡を取り合い、技術論を交わすなど親交がある。ダルビッシュも「ファンの人も見られるところでそういうやりとりをするのは、違った面を見られていいんじゃないかと思う」と語ったが、登板当日の異例のやりとりは日米のSNS上だけでなく、テレビ中継でも紹介されるなど注目を集めた。

 試合は6回2安打3失点。初回にムスタカスに3ラン、メジャーで2度目の対戦となった秋山に内野安打を許したが、2回以降はリズム良く無安打に抑えた。3回は強打者ウインカーに力勝負で左飛に抑え「向こうも凄く楽しんでいる感じがあった」と互いに笑顔。打線の援護なく自身の連勝は7で止まり、8月29日に投げ勝ったバウアーにリベンジを許したが、9三振を加えた72奪三振はリーグトップ。残り登板は多くても3試合で、メッツ・デグロム、バウアーらライバルを抑えて日本人初のサイ・ヤング賞の可能性も十分だ。

 この日は試合後もファンを楽しませた。オンライン会見後には連勝の験担ぎで伸ばしていたひげをそり、リアルタイムで動画配信するYouTubeライブでファンと交流。約1万人が質問やメッセージを寄せた。深夜1時。「これから寝ます」とつぶやき、ダルビッシュの長い一日が終わった。 (奥田秀樹通信員)

 《「ロベルト・クレメンテ・デー」で背番号21》大リーグは通算3000安打を放ち、慈善活動中に飛行機事故で死去したロベルト・クレメンテ氏の功績を称える「ロベルト・クレメンテ・デー」を実施した。同じプエルトリコ出身の選手や所属したパイレーツの選手だけでなく、ダルビッシュも普段の背番号11でなく、同氏の21番をつけて登板。専属捕手のカラティニがプエルトリコ出身で「いつもお世話になっているので、僕もという気持ちで着ました」と語った。

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