阪神・陽川 “猛虎の泣き所”3番で価値ある2打点 「今年ダメなら終わり」の決意で奮闘中

[ 2020年8月26日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神5-1中日 ( 2020年8月25日    甲子園 )

<神・中(10)> 5回2死三塁、陽川は中前適時打を放つ (撮影・後藤 大輝)
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 猛虎の“泣き所”で29歳が意地を見せた。18年10月13日以来の3番で先発した阪神の陽川が、2度の得点圏で結果を残し2打点。渋い働きで勝利をたぐり寄せた。

 「いい流れで回ってきたので、そこで何とか止めずに、ああいう形でつなげたのは良かったと思います」

 吸い寄せられるように好機が巡ってきた。1点劣勢の3回。下位打線から作った1死満塁でチェンジアップに食らいついた。惜しくも中堅フェンス手前で大島にジャンプ好捕されたが、同点の犠飛。最低限の仕事で流れを引き戻した。

 さらに1点リードの5回も2死三塁で同じ球種をバットの先に乗せて中前に落ちるラッキーな適時打。「当たりどうこうより、遥人(高橋)が頑張ってたんで何とか追加点を取る気持ちで。ヒットになって良かった」と後輩左腕を勇気付ける一打を喜んだ。

 チームは16~23日の直近7試合で先発した3番打者が計22打数無安打の大ブレーキ。抜てきに応え「どの打順でもすることは変わらない。ああいう(2打点の)形になって良かった」とクールに振り返った。

 年明け恒例の和歌山での自主トレには、山間地ながら熱心なファンも駆けつける。飲み物などの差し入れの中にはバナナ型のポーチも紛れ込んでおり「ゴリラやと思って…」と苦笑いを浮かべる場面もあったが「こんなところまで応援に来てくれるのはうれしいですよね」と力ももらった。

 今季はプロ入り初の開幕1軍を手にし、ここまで奮闘。「今年ダメだったら終わりだと思ってやる」。山の中で口にした決意のもと、フルスイングで生きる道を切り開く。 (遠藤 礼)

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