ロッテ・福田秀 新天地初のV撃3安打「本当にホッとしています」

[ 2020年8月26日 05:30 ]

パ・リーグ   ロッテ8―4楽天 ( 2020年8月25日    楽天生命パーク )

7回1死一、三塁、勝ち越し適時二塁打を放つ福田(撮影・尾崎 有希)
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  少し体は前に出されたが、しっかりとグリップは後ろに残っていた。7回、ロッテは井上の右前適時打で同点に追いつき、なおも1死一、三塁。福田秀はシャギワのスライダーを右越えへ運んだ。しっかりとボールとの距離をとって、叩いた。

 「何とか前に飛ばそうと思った。本当にホッとしています」。ソフトバンクから移籍して初の決勝打となる二塁打を放ったヒーローは安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 開幕直前に右肩甲骨の亀裂骨折を負った。古巣ソフトバンクとの6・19開幕戦に強行出場したが、翌日から戦線離脱。7月23日に1軍復帰したが、実戦不足の代償は大きかった。直球に差し込まれ、ポイントを前にすれば変化球に泳がされた。「タイミングだったり、いろいろと試行錯誤した」と振り返る。日々、修正を重ね、2位対決3連戦の初戦勝利を呼んだ。

 同じ左打者の和田が台頭。ベンチスタートも増えた。それでもベンチではいつも声を張り上げる。「こんなので苦しいなんて言っていられない。結果が出ても出なくても、野球をやらせてもらえる。元気を出していきたい」と前を向く。

 初回に左前適時打、6回にもセーフティーバントを決め、移籍後初の3安打。2試合連続マルチ安打で、1割台に低迷した打率も・207となり、井口監督も「ようやく彼らしい打撃になった」と喜んだ。

 「明日からもチームの勝ちに貢献していく」。1ゲーム差の首位ソフトバンクを追い抜くには、福田秀の力が必要だ。 (横市 勇)

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