駒大に1年生4番誕生 岩本、抜てきに応え鮮やか適時打 目標は西武・森

[ 2020年8月26日 14:53 ]

大学野球オープン戦   駒大2―1早大 ( 2020年8月26日    早大・安部球場 )

早川から適時打を放った駒大の1年生四番、岩本
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 東都大学野球1部の駒大に1年生の4番打者が誕生した。早大とのオープン戦で4番DHに起用されたのが岩本皓多(こうた、岡山・関西)。1メートル71、77キロの小柄な左打者だが、スイングは西武の森友哉を連想させるフルスイング。この日の相手はドラフト1位候補の早川隆久とあって第1打席はボールの変化球に三振、2打席目も二ゴロに抑えられたが、6回に迎えた一死二塁の好機に右前へ鮮やかな適時打。ベンチの大倉孝一監督のほおが途端に緩んだ。

 貴重な2点目のタイムリーに「やはりドラフト候補、早川さんのストレートは速かった。タイムリーは抜けたスライダーだったと思いますが、早川さんから打てて自信になります」と笑顔を見せた。

 19日に行われた桐蔭横浜大戦で4番に抜擢されると本塁打を放って監督の期待に応え、この日が5試合目。ポジションは捕手だけに「森友哉さんのように打てる捕手になりたいと思っています」と高い目標を掲げる。そして「打率も大事だけどチャンスで打てる打者になりたい。きょうのように4の1でもタイムリーが打てれば」と手応えを口にした。早大も4番に“山梨のデスパイネ”と言われた野村健太(1年、山梨学院)を起用。ノーヒットに終わったが秋のリーグ戦に向けて若い力が育ってきている。

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2020年8月26日のニュース