DeNA・ソト 球児撃ち9回V弾!首位・巨人に再び0・5ゲーム差

[ 2020年7月12日 05:30 ]

セ・リーグ   DeNA4―2阪神 ( 2020年7月11日    甲子園 )

<神・D>9回1死一塁、ソトは左中間に2ランを放ち、ナインとタッチをかわす(撮影・坂田 高浩)
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 打った瞬間、本塁打を確信して歩きだした。DeNA・ソトは「感触は完璧だったけど思ったより手前に落ちましたね」と照れ笑いした。虎党の悲鳴とどよめきの中、左中間席最前列に吸い込まれた決勝5号2ラン。2―2の9回1死一塁、藤川の145キロ直球を仕留めたヒーローは「自分の本塁打で勝つのもうれしいし、チームの勝利に貢献することができたのが凄くうれしい」と喜んだ。

 オースティンが右手の違和感を訴えて欠場。超強力打線の一角を欠いたが、終わってみれば2桁安打を達成した。西勇の前に沈黙していた打線が8回に1点を返すと、ドラマは9回だった。1死から四球で出塁した梶谷は、桑原の中前打を植田が後逸する間に一気に生還。ラミレス監督が「そこで流れがきた」と話すように、3年連続本塁打王を狙うキングの一発を生んだ。

 首位・巨人に再び0・5ゲーム差。指揮官は「ベリーベリーハッピー。選手たちが決して諦めることなく、素晴らしい試合をしてくれた」と総力を結集した終盤の逆転劇を称えた。(町田 利衣)

 ▼DeNA・今永(ボーアに被弾し6回2失点)相手が西投手だったので先にマウンドを降りないことを心掛けていましたが、リードを許した状況になったことは反省点です。

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2020年7月12日のニュース