阪神・梅野 初安打「ホッとした1本」開幕スタメンマスク手中に

[ 2020年3月7日 05:30 ]

オープン戦   阪神3―0日本ハム ( 2020年3月6日    甲子園 )

<神・日>5回1死二、三塁、中前適時打を放ちガッツポーズを決める梅野(撮影・大森 寛明)
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 阪神・梅野隆太郎捕手(28)が6日の日本ハム戦で攻守に躍動。3月20日ヤクルトとの開幕戦(神宮)での、スタメンマスクを手中に収めた。5回にはオープン戦5試合11打席目で初安打となる中前への決勝打。守っては開幕でコンビを組む西勇を巧みにリードし、5回無失点をアシストした。

 これでもう、何の憂いもなく、開幕へ向かうことができる。均衡を破ったのは、梅野のバットだった。0―0の5回1死二、三塁。直前のセーフティーバントから一転、鈴木健が投じた3球目の外角スライダーを中前へとはじき返した。オープン戦5試合11打席目でようやく生まれた初安打。17年から3年連続で開幕マスクを被ってきた男は、偽らざる思いを口にした。

 「チャンスメークしてもらったので走者を還したいという気持ちでした。個人的にも結果があまり出ていなかったので、ホッとした1本になりました。(安打が出ない期間は)モヤモヤするところがありました」

 数少ない不安材料を、自らの手で払しょくした。北條、近本も続き、梅野の先制打が決勝点。13年以来7年ぶりとなる甲子園オープン戦初戦の勝利をもたらした。

 2月29日のソフトバンク戦に続いて、開幕投手を務める西勇と今春2度目のコンビを組んだ一戦。5回まで毎回の8安打を浴びる苦しい展開だったが、懸命のリードで得点を許さなかった。

 「いいシミュレーションじゃないけど、場面、場面で逆算しながら頭を使いながら、試合の状況と判断は今日に限ってはできたと思う。勝負どころでは攻めるというのができたと思うのでよかった」

 昨年、チーム最多の121試合でスタメンマスクを任された経験はダテではない。特筆すべきは3回無死一塁。2番の大田に対して初球から3球連続で内角シュートを選択し、注文どおりの遊ゴロ併殺に仕留めた。「裏をかいていくことができた」。5回無死一、三塁もしのぎ、これでエース右腕とは2試合8回無失点という抜群の安定感だ。

 「開幕までに状態を上げて、いいスタートダッシュを決められるようにしていきたい」

 開幕マスクの筆頭候補であったとはいえ、この日の攻守の活躍でその座を手中に収めた。昨年までの過去4試合はすべてで勝利している。3月20日、神宮でのヤクルト戦。開幕の申し子が、ここから最終仕上げに入っていく。(長谷川 凡記)

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