マリナーズ・雄星、圧巻3回無安打5K フォーム改良で球速UP、MAX154キロ

[ 2020年3月7日 02:30 ]

オープン戦   マリナーズ0―3パドレス ( 2020年3月5日    ビオリア )

<マリナーズ・パドレス>先発し好投した菊池
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 マリナーズの菊池が5日(日本時間6日)、パドレス戦に先発し、最速96マイル(約154キロ)の直球を軸に3回を無安打無失点で5三振を奪った。許した走者は四球の2人だけと圧巻の投球を見せ「こういうパフォーマンスを当たり前に出せるようにオフから取り組んできた。もっともっと良くなる」と話した。

 テークバックで左腕を高くしたフォーム改良による「高速3点セット」が要因だ。直球は16球中8球が96マイル。スライダーは93マイル(約150キロ)、カーブも87マイル(約140キロ)と高速化した。「軸になる球。三振もカウントも一番取りやすい」というスライダーに加え、カーブにも「球速が上がったから手が出ない。そういうボールになった。凄くポジティブな要素」と手応え。スコット・サービス監督も「全ての球種が球速アップし(6勝11敗だった)去年とは別人のようだ」と驚いた。

 勝負のメジャー2年目。「この3球種で三振を取れるようになったのは凄く幅が広がる。凄く収穫の多い試合だった」。進化した左腕が飛躍を遂げる。 (笹田幸嗣通信員)

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2020年3月7日のニュース