日本ハム「栗山流オープナー」で2位浮上 指揮官の背中を押した金子の言葉

[ 2019年7月8日 06:22 ]

6日の楽天戦で3回から登板した金子
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 日本ハムは5日から楽天生命パーク宮城で行われた楽天3連戦で3連勝を飾り、貯金を3まで増やして2位に浮上。6、7日は2試合連続で栗山英樹監督(58)が今季から多用している「栗山流オープナー」で流れをつかみ、白星につなげた。

 6日は先発の堀が2回、2番手の金子が4回無失点に抑えるなど1―0勝利。そして7日は加藤が2回1失点、続くロドリゲスは3回2失点ながら両者ともリズムいい投球で打線の援護を引き出した。

 昨季にレイズが積極的に採用したメジャーの「オープナー」は基本的に中継ぎ投手が先発し、2番手で本来の先発を起用する戦術だ。栗山監督はアレンジを加え、先発が打者1巡程度を目安に行けるところまで行き、2番手にタイプの違う投手を用意。2投手で5、6回までを想定する。これまでも同戦術で起用した金子や杉浦が結果として5回まで好投することもあり、投手によっては先発のイニング数が柔軟に変化させることもあったが、今回の堀や加藤のように前回登板からの間隔が短い場合は、どんなに好投しても早期に2番手にバトンタッチする。

 今季は開幕から先発の駒が不足し、現在も昨季11勝の上沢と同10勝のマルティネスが故障で不在。谷間では同戦術を多用している。栗山監督は7日の試合後に「6回までに何点取られているかを考えてやっている。何とか先制点を取ることを選手たちも分かってやってくれている」と狙いの一端を語っていた。

 昨年オフにオリックスを自由契約となり、加入してきた金子は栗山監督にこう言ったという。「自分は0勝でもいいから、チームの優勝に貢献したい」。この言葉が同戦術を頭に思い描いていた栗山監督の背中を押した。巨大戦力を有するソフトバンクの壁は厚いが、全ての選手の特長を生かして3年ぶりの優勝を目指す。
   (山田 忠範)

 ◆オープナーは昨季にメジャーのレイズが導入し、広まった投手起用の新戦術で救援投手を先発させ、2番手で本来の先発を起用する。最初に投げる人という意味で「Opener」と呼ぶ。メジャーは2番に強打者を置く球団が多いため、力のある救援投手で初回を抑えるのが狙い。日本ハムの起用法は本来のオープナーにアレンジを加えたもの。

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