【東東京】“安田学園のギータ”田上が3安打「初球から自分のスイングをした」

[ 2019年7月8日 05:30 ]

第101回全国高校野球選手権 東東京大会2回戦   安田学園12―0日本工大駒場(5回コールド) ( 2019年7月7日    神宮 )

<安田学園・日本工大駒場>猛打賞をマークした「安田学園のギータ」こと田上
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 「安田学園のギータ」こと4番・田上のバットが火を噴いた。ソフトバンク・柳田ばりのフルスイングで3安打2打点。本塁打が出ればサイクル安打という活躍に「初戦で緊張したが初球から自分のスイングをしようとした」と胸を張った。

 1メートル78、78キロの左打者で通算13本塁打を誇る。目標はもちろん柳田で「スイングするたび似ていると言われる」と笑う。1年冬からウエートトレーニングに励み、「体重がなければ飛ばない」と食事も意識した。「朝食は誰よりも食べる」と野菜、果物をバランス良く取って「打球の飛びが変わった」と言う。

 9打数連続安打を含む18人攻撃で12点を奪った2回には先頭で中前打。攻撃の口火を切り、一巡した打席では右越え2点三塁打。さらに3回は右越え二塁打と打棒を発揮した。 頼りになる主砲について、森泉弘監督は「振り回しているように見えて軸がぶれていない」と信頼を寄せる。

 巨人・阿部らを輩出し、13年センバツにも出場した強豪だが、夏の甲子園出場はない。田上はフルスイングで歴史をつくるつもりだ。

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2019年7月8日のニュース