元ベイスターズの西城陽・染田監督、逆転で公式戦初勝利「選手が固かった…指導力不足ですね」

[ 2019年7月8日 17:06 ]

第101回全国高校野球選手権京都大会 2回戦   西城陽7―4田辺 ( 2019年7月8日    あやべ球場 )

<田辺・西城陽>リードされベンチから選手に声をかける西城陽・染田監督(撮影・後藤 大輝)
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 元プロ野球選手で、今年3月まで乙訓の野球部部長を務めた西城陽の染田賢作監督(37)が、監督として公式戦初勝利を飾った。2点劣勢の7回に単打3本に2四球を絡め同点に追いつくと、なおも1死満塁で7番・松本一希内野手(2年)の右犠飛で逆転。8回にはダメ押しの1点を追加し、そのまま逃げ切った。記念すべき1勝にも指揮官は「初戦は難しいと分かっていたが選手たちが固かった。ほぐしてやれなかったのは、指導力不足ですね」と苦笑いした。

 染田監督は郡山(奈良)に在籍した2000年夏の甲子園に「5番・三塁」で出場。同大では投手として04年春の京大戦で当時リーグ史上初となる完全試合を成し遂げ、通算15勝を挙げた。04年にドラフト自由獲得枠で横浜へ入団。だが、1軍登板わずか2試合で未勝利に終わり、08年に現役を引退した。15年からは乙訓野球部部長に就任し、市川靖久監督とタッグを組み、投手育成に手腕を発揮。春夏通じて初出場だった18年春の選抜では3回戦進出に貢献した。

 今年4月に同校監督に就任すると、初めての公式戦となった春季京都大会では2回戦で北稜に3―5で惜敗。公式戦2試合目での初勝利にも「課題も多かったが、幸いにも(3回戦まで)日程が開くので修正できれば」と早くも次戦に目を向けていた。

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2019年7月8日のニュース