【茨城】84年夏全国制覇の取手二が圧勝発進 木内氏からハッパ「恥かかせるなよ、と…」

[ 2019年7月8日 21:22 ]

第101回全国高校野球選手権茨城大会1回戦   取手二11―1勝田 ( 2019年7月8日    J:comスタジアム土浦 )

 84年夏の甲子園を制した取手二が勝田に5回コールド勝ちし、圧勝発進した。

 同校OBで77、78年夏の甲子園に出場した後藤賢監督は「初戦で固い立ち上がりになると思ったが相手に点数をいただいて、なんとかリズムに乗れた」と安どした。

 桑田、清原を擁したPL学園との決勝を制した84年夏以降、甲子園から遠ざかる。昨夏茨城大会決勝を戦った土浦日大の小菅勲監督と常総学院の佐々木力監督はともに84年の優勝メンバー。取手二を率いた名将・木内幸男監督の教え子対決となった。

 指揮官は「(木内さんは)負けず嫌いなので“恥かかせるなよ”と言われている」と恩師からハッパをかけられていることを明かし「なんとか2校の争いに加わりたい」と復活に意欲を燃やした。

 「やんちゃな子を主将にした方がみんながついていく」という木内流に対し、後藤監督が「成績優秀。みんなからも信頼される。木内さんなら選ばないかな」(後藤監督)と苦笑いする小山田悠真主将(3年)が4安打し15安打の猛攻をけん引した。小山田悠は「昨年の秋、今年の春と公式戦で1勝もできなかった。1勝、1球にかける思いは強かった」と1勝の喜びをかみしめていた。

続きを表示

2019年7月8日のニュース