花咲徳栄、猛追も連覇夢散 1年生・井上無念の空振り三振

[ 2018年8月15日 05:30 ]

第100回全国高校野球選手権記念大会第10日・2回戦   花咲徳栄6―8横浜 ( 2018年8月14日    甲子園 )

空振り三振で最後の打者となった花咲徳栄・井上(撮影・近藤 大暉)
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 史上7校目となる花咲徳栄の連覇の夢はついえた。4点を追う9回。2点を返し、なお2死満塁も鳴門(徳島)戦で逆転打を放った1年・井上は、外角低めのボール球に空振り三振に倒れ、うずくまった。「タイミングの合うボールだけ行こうと…」。言葉は続かなかった。

 井上にはフルカウントとなって伝令を飛ばした岩井隆監督は「“フルスイングしろ”と伝えました」と言った。最後まで自分たちの野球は貫けた。清水(中日)らを擁して頂点に輝いた昨年と比べ小粒なチーム。指揮官は「自分たちしか権利のない連覇はできなかったけど、思い切って戦い、最後まで追い上げたのは良かった」と最大7点差から意地を見せたナインを称えた。

 連覇への重圧を取り除くため6月から「脳科学トレ」に取り組んだ。男子プロテニスの元世界ランク1位、ノバク・ジョコビッチ(31)が黒目を見開きインパクトする動作にも着目した。練習の合間に、各自が金属バットの芯を確認。的確に芯に当てる技術を磨いた打撃は2戦計14得点につながった。

 「来年勝って(3年生に)いい報告をしたい」。エース兼4番の野村を追いかけてきた2年生の1番・橋本吏が言えば、岩井監督も「また新しい伝統をつくって日本一を目指したい」と前を向いた。埼玉県勢夏通算70勝はお預けとなったが、悔しさは未来の糧となる。

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