常葉大菊川・漢人88球完封!わずか1時間37分 省エネ調理

[ 2018年8月15日 05:30 ]

第100回全国高校野球選手権記念大会第10日・2回戦   常葉大菊川3―0日南学園 ( 2018年8月14日    甲子園 )

完封で3回戦進出を決め、ガッツポーズのガッツポーズの常葉大菊川・漢人(撮影・北條 貴史)
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 初球からフルスイングする日南学園を意識的にギアチェンジした直球でゼロを重ねた。7安打、88球の省エネ完封に常葉大菊川のエース漢人(かんど)は平然と振り返った。

 「力だけでいかずにコントロールで勝負しようと思った。理想は1人1球、27球で投げきることです」

 極めつきは2回。わずか2球で2死を取ると「意識した。空振りでもダメ。少し甘め」と132キロ外角直球で二ゴロに仕留め3球で片付けた。初回から走者が置いたら、センター返しを誘導させつつ、鉄壁の二遊間で4併殺を稼いだ。夏の甲子園で88球での完封勝利は、1県1代表制となった78年以降では4位タイの少なさだ。

 1回戦・益田東(島根)戦は上半身が開きシュート回転して7回途中7失点。翌日から下半身主導のフォームに修正し、今夏の静岡大会準々決勝に続く完封で、同校でも夏の甲子園初のシャットアウトとなった。

 MAXは140キロ。今夏も138キロながら、リリースの瞬間に強弱をつけ125キロまで落とす変幻自在のスタイルが持ち味で、3種類の変化球も巧みに操る。悩みは身長1メートル80ながら62キロの軽量で「春にご飯を食べまくって胃炎になりました」と苦笑い。その分、球速より切れを磨くことに比重をかけた。

 08年の準V以来となる8強進出を懸けた3回戦は近江(滋賀)と対戦する。「初戦が終わって携帯電話をいじったら(1番で静岡大会打率・818の)奈良間ばかり出てきた。(話題になって)いいなあって」。投の主役はこの日の快投だけでは満足していない。(伊藤 幸男)

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