木更津総合 2年ぶり3回戦進出 鉄壁の守備と毎回12安打で興南撃破 九州勢は姿消す

[ 2018年8月15日 13:38 ]

第100回全国高校野球選手権記念大会第11日・2回戦   木更津総合7―0興南 ( 2018年8月15日    甲子園 )

5回2死二塁、興南・塚本が中前打を放つも、木更津総合・東の好返球でタッチアウト(撮影・近藤 大暉)
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 第100回全国高校野球選手権大会第11日は15日、甲子園球場で2回戦の4試合が行われ、第2試合では3年連続7回目の出場となった木更津総合(東千葉)が7―0で興南(沖縄)を下し、2年ぶりにベスト16に駒を進めた。

 先攻の木更津総合は2回、2死から敵失で出塁した7番・田中(3年)が8番・大曽根(3年)の左中間二塁打で一塁から一気に生還して先制。4回裏のピンチをしのいだあと、5回には1番・東(3年)が興南の先発・藤木(3年)から左越えに大会第37号となるソロ本塁打を放って2点目を入れた。

 7回には2死から四球と暴投で二塁まで走者を進め、2番・神子(3年)が興南2番手の宮城(2年)から中前に適時打。8回にも相手の悪送球とスリーバント・スクイズで2点を追加し、9回には6番・神山の適時二塁打でさらに2点を入れた。

 打線は毎回の12安打を放ち、守っては右翼・太田(2年)と中堅・東が本塁への好返球で見事な「捕殺」を記録。エース野尻(3年)は5回まで毎回、得点圏に走者を背負いながらも、8回途中まで7安打を許しながらも無失点に抑えた。8回無死1、2塁となったところでは根本(2年)がリリーフ。140キロ台中盤のストレートとスライダーを駆使して後続を打ち取った。

 興南は初回、四球と死球で1死1、2塁の好機を迎え、4番・塚本(3年)は一、二塁間を突破。しかし木更津総合の右翼手・太田の好返球で本塁を狙った二走・仲村(3年)はタッチアウトとなった。3回には3番・勝連(2年)の二塁打と相手の悪送球で2死3塁としたが、塚本は一塁へのライナー。4回も無死1、2塁としながら送りバントの失敗などで流れを引き寄せることはできなかった。

 5回も2死2塁で塚本が中前にはじき返したが、木更津総合の東の送球はノーバウンドで捕手のミットに収まり、俊足の1番・根路銘(2年)は本塁でタッチアウト。8回無死1、2塁の好機もものにできず最後までホームを踏めなかった。

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