男子フルーレ団体はメダル逃す フェンシング、男子エペ団体の金1で全日程終了

[ 2021年8月1日 19:30 ]

東京五輪第10日 フェンシング男子フルーレ団体 ( 2021年8月1日    幕張メッセ )

<フェンシング>男子フルーレ団体3位決定戦、米国に敗れうなだれる敷根崇裕(右から3人目)、松山恭助(同4人目)、永野雄大(左)=撮影・小海途 良幹
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 フェンシング・男子フルーレ団体で、日本(世界団体ランキング7位)は3位決定戦で米国(同1位)に31-45で敗れて4位となり、12年ロンドン五輪の銀以来となるメダル獲得はならなかった。

 初戦となる準々決勝で第3シードのイタリアを大接戦の末に破り、準決勝では強豪フランス(同2位)に惜しくも2点差で敗れてここに駒を進めた日本。個人フルーレで4位だったエース・敷根崇裕(23=ネクサス)と松山恭助(24=JTB)、さらにここまでリザーブに回っていた永野雄大(22=ネクサス)という布陣を敷いた。

 世界個人ランキング2、4、5位という超トップクラスの選手ばかりが並ぶ米国に、敷根(同12位)、松山(同33位)、永野(同102位)の3選手も必死に食らいつく。だが、序盤からじわじわと点差を広げられる展開となり、そのまま押し切られた。

 これで日本フェンシング陣は、閉会式を待たずに五輪でのスケジュールをすべて終えた。列島に大きな感動を与えた男子エペ団体の金メダル獲得というすばらしい結果を残す一方、超トップに君臨する強豪国とは総合力でまだ差があるという“宿題”も課された9日間。つかの間の休憩をはさんで3年後のパリ五輪を目指した新たな戦いをスタートとさせることになる。

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