恩師が明かすBMX中村輪夢の高校時代「入学時から全然変わっていない。いや、大人です」

[ 2021年8月1日 18:27 ]

自転車男子BMXフリースタイルで5位入賞した中村輪夢(左)と京都つくば開成高校時代の恩師・森本満也先生
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 新種目・自転車男子BMXフリースタイルに出場し、残念ながら5位に終わった中村輪夢(19=ウイングアーク1st)の高校時代の恩師・森本満也先生(61)は、寝屋川市内の自宅でテレビ観戦しながら応援。「ホントに残念。1回目に成功してたら、2回目にはもっとすごい演技ができたはず」とガックリ肩を落とした。

 森本先生は輪夢の1、2年時の担任で、教科は英語を担当した。同校は通信制で、レポートや面接指導を行う単位制高校。Jリーガーなど、プロを目指すアスリートが多く通う。海外遠征や国内大会の多い輪夢も中学でプロに転向。同校に進んだ。「忙しくて、登校は年間30日程度だった」と森本先生。卒業は出席日数が少なかったことでギリギリ。令和2年3月の卒業式には遠征で出席できず、同6月に1人だけの特別卒業式に臨んだ。「五輪代表決定の賞状を持ってきました。自慢なんかしない子が嬉しそうでした」と大舞台出場の報告に、2人で大喜びした。

 勉強に関しては「成績は中の上か上の下ぐらい。悪くはなかった。得意科目は体育で、運動神経は抜群」。英語は「文法的には?がつくが、海外生活が長かったせいか日常会話はできました」。BMXのおかげだろう。

 決勝の大舞台でも物怖じせず、落ち着いて演技したことには「平常心、冷静なところが彼の強み」と身近で接してきた森本先生。「入学時から全然変わっていない。マイペースで生真面目。威張ることもなく、向上心のある子。いや、大人です」と分析。「一切弱音を吐かなかった。大ケガした時も『トレーニングできる』とプラス思考だった。そんなところは見習わないと」と語った。そんな輪夢が「お母さんに『オリンピック、開催されるんだろうか』と心配していたそうです」と唯一、不安を口にしていた逸話も明かした。

 「彼の口グセは『BMXを世に広めたい。広げる活動をしていきたい』。いつも私に訴えてました」。まだまだ目標達成の志半ば。「まだ19歳。次のパリでは金メダルを獲得してもらいたい。彼のこと。これぐらいで諦めるはずがない」と3年後の大活躍を期待していた。

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