日本はアルゼンチンに20点差で敗北 3戦全敗で準々決勝には進出できず 八村は13得点

[ 2021年8月1日 15:21 ]

東京五輪第10日 男子バスケットボール予選リーグ ( 2021年8月1日    さいたまスーパーアリーナ )

アルゼンチンのスコラとリバウンドを争う八村(AP)
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 日本は予選リーグ最終戦で世界ランク4位のアルゼンチンと対戦。77―97(前半38―46)で敗れて3戦全敗となり、45年ぶりの五輪出場とった東京大会での準々決勝進出は果たせなかった。

 日本はセンターのギャビン・エドワーズ(33)が故障で欠場し、ガードの比江島慎(30)が先発。2019年のW杯準優勝国に対して“スモール・ラインアップ”で対抗した。

 八村塁(23=ウィザーズ)はアルゼンチンのダブルチームによる執ようなマークにあって試合開始からプルアップでのジャンプシュートなどを含むフィールドゴール(FG)を連続6本失敗。第2Qの6分36秒、富樫勇樹(28)のアシストからゴール下で決めたダンクが初得点となった。

 今大会ではスペインとスロベニアの2試合で54得点を挙げていたが、39分出場したアルゼンチン戦でのFG成功は17本中6本(うち3点シュートは4本中1本)にとどまって13得点。第4Q5分すぎには正面からの個人技で3人をかわしてドライブインからのダンクを決め、11リバウンドも記録したが、南米の雄・アルゼンチンの“厚い壁”に跳ね返される試合となった。

 日本は前半で最大13点差をつけられながら、後半開始早々に2度の速攻からシュートを決めて42―46と4点差に肉薄。ペイント内の得点では44―42と“スモール・ラインアップ”にもかかわらず速攻とインサイドで渡り合ったが、3点シュートの成功は26本中6本(成功率23・1%)と精度は上がらなかった。

 2試合で36得点を稼いだ渡辺雄太(26=ラプターズ)は35分の出場で17得点と9リバウンド。3本柱の1人、馬場雄大(25)がチーム最多の18得点を稼ぎ、先発した比江島も八村と同じ13得点を挙げたものの、強敵をなぎ倒すまでには至らなかった。

 アルゼンチンはC組で1勝2敗で3位。2004年アテネ五輪の優勝メンバーでNBA元ロケッツのルイス・スコラ(41)が5本の3点シュートなどで21得点と10リバウンドを挙げればナゲッツのガード、ファクンド・カンパッソ(30)も17得点と、7リバウンド、11アシストをマーク。3試合での得失点差はマイナス8となり、A組3位のチェコ(マイナス49)でかわして決勝トーナメント進出を決めた。

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