上野が、麻也が、内村が思い語った…日本勢の活躍は開会式直前の全体ミーティングが一因

[ 2021年8月1日 18:10 ]

福井烈団長(代表撮影)
Photo By 代表撮影

 東京五輪の日本代表選手団が1日、東京・有明のメーンプレスセンターで大会の中間総括会見を開いた。福井烈団長は7月23日の開会式直前に400人近い選手・スタッフがオンライン形式で集まり、「チームビルディング」を開催したと報告。過去大会を経験したソフトボールの上野由岐子、競泳の入江陵介、サッカーの吉田麻也、体操の内村航平、本部役員である元柔道の谷本歩実さんが激励のコメントや自分の思いを口にし、一体感を情勢したことが「今大会のスタートダッシュの一因と考えている」と披露した。

 日本選手団は7月31日までに金メダル17個、銀メダル5個、銅メダル8個を獲得し、大会前は開催反対が多かった国内世論にも変化がみられる。一方で、SNSを利用してのアスリートに対する誹謗(ひぼう)中傷投稿が後を絶たず、福井団長は「アスリートが最大限のパフォーマンスを発揮するために数年間積み重ねた努力や時間を侮辱する行為であり、断じて許されない」と厳しく指摘。JOCがモニタリングを行って投稿を記録として全て残していると明かし、悪質なものに関しては今後「関係機関に協力する」と警察へ協力を要請する可能性も示唆した。

 一方、大会関係者6人がAD申請者カード(大会参加資格証)をはく奪された「プレーブック」違反について、福井団長は「選手村の食堂を見ても各国の選手が大騒ぎせずに食事をしている」とルールを守る意識が全体的に保たれているとコメント。日本選手団が組織委員会から違反を注意された例はあるか、と問われると「ありません」と即答した。

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