紀里谷和明監督 監督ラスト作完成に涙「この作品で全うできた」 「世界の終わりから」完成披露

[ 2023年3月20日 21:40 ]

映画「世界の終わりから」の完成披露試写会であいさつする毎隈克哉、伊東蒼、紀里谷和明監督(左から)
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 伊東蒼(17)の主演映画「世界の終わりから」の完成披露試写会が20日、東京・新宿バルト9で行われ、伊東と毎熊克哉(35)、紀里谷和明監督(54)が舞台あいさつに立った。

 「CASSHERN」(2004年)、「GOEMON」(09年)、「ラスト・ナイツ」(15年)などを発表してきた紀里谷監督が「残りの人生で、映画ではない領域を見てみたい」と“ラスト作”と宣言して臨んだ話題作。世界を救う使命を背負い、奔走する女子高生ハナの姿を描いた。

 伊東は「大変な状況に置かれた女の子。監督やスタッフ、共演の皆さんに支えられて撮影を終えることができました。“自分は1人じゃないんだ”というメッセージが皆さんに届いていればうれしいです」とあいさつ。

 政府の特別機関に所属し、ハナを支える江崎を演じた毎熊も「戦士のような監督とちゃんと向き合うのは相当な覚悟が必要でした。自分自身の絶望と向き合いながらも、希望を探していく役。貴重な経験をさせていただきました」と撮影を振り返った。

 紀里谷監督は「最初の作品から来年2024年で20年になります。皆さんにお伝えしたかった願いや思いを脚本に込め、この作品で全うできました」と涙ながらに語り、来場した両親には「いろいろ迷惑をかけましたが、幸せでした」と感謝の言葉を贈った。

 他に朝比奈彩(29)、夏木マリ(70)、高橋克典(58)、北村一輝(53)、冨永愛(40)らが助演している。4月7日公開。

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2023年3月20日のニュース